テニスの試合で流れを握るのは、先に動く人です。
相手のショットをただ返すだけでは、
常に後手に回り、相手に試合を支配されます。
逆に、自分から仕掛けて相手に対応させると、
こちらのペースで展開できます。
先手を取るための第一歩は「予測」です。
予測とは、相手が打つ前の身体の向き、ラケットの位置、
踏み込み足の方向などから次の球種や方向を想定すること。
例えば、相手が少し遅れて構えているなら浅いボールが来やすい、
体が開き気味ならクロスに打ってくる可能性が高い。
こういった情報を瞬時に判断します。
次に大事なのは「決断の速さ」。
予測が当たっても外れても構いません。
迷わず動くことが重要です。
なぜなら、迷いは一歩目を遅らせ、
チャンスを逃す原因になるからです。
練習法としては「浅いボールが来たら必ず前に入って攻める」
というルールを自分に課すのが有効です。
試合形式の練習でこれを繰り返すと、
先手を取る感覚が自然と身につきます。
最初はミスが増えるかもしれませんが、
それはチャレンジの証拠。怖がらずに続けてください。
私が以前指導したプライベートレッスンの受講者さんも、
この“先手ルール”を練習に取り入れた結果、半年で試合の勝率が2倍になりました。
それまで「ただ返すだけ」だった方が、
自分から攻めるプレーに変わった瞬間、
相手が慌て始めるのを目の当たりにされたようです。
お盆期間は試合が少ない分、
こうした意識改革の絶好のチャンスですよ^^
では!
スリー
コメント