実生活だけではなく、テニスも人間関係が必要なのか


テニスがどれだけ個人競技とはいえ、
対戦相手が必要ですし、ダブルスならペアがいないと成立しません。


そうなると、テニスだけではなく、
接する人たちとの人間関係も大切になってきますよね。


ただ、この人間関係は日常生活だけではなく、
テニスを行う上でも悩みの種になったりします。



今回はダブルスペアの人間関係についての質問をいただきましたので、
もしあなたも同じような悩みを抱えているのなら参考にしてください。

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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): Y
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 56~60歳
■テニス歴(フリー04): 約15年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): アメブロ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合わせ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Yさんのご質問】


ペアとの関係性について


来週ミックスの試合に出ることになっています。


初めて組む方です。たまにお邪魔する練習会の主催者の方です。


ペア連をしようということで、固定ペアで試合させてもらえるオフに行きましたが、
ペアの方からいろいろ言われて集中できなくなってしまいました。


言われたこと、

1 最初のアップで、ショートラリーはもっとゆっくりやったほうがいい。
2 リターンが返ってない。中途半端なボールになっている。
3 高いロブはケアできるけど低いのは無理だからカットして(一本抜かれただけなんですが・・)


私はどちらかというとボレーがあまり得意でないのですが、
ペアの方はボレーヤーで平行陣で戦う人なので、もともと相性よくないうえに、
これだけ言われるとさすがに委縮して自分のプレーが小さくなってしまいました。


結果として、特にボレーミスが増え、
「すみません」を連発することとなってしまいました。


スリーコーチの大分前(2021.3.9)のアメブロ「前衛ボレーでミスした場合の対処のしかた」を拝読し、
リンクから動画も拝見し、「すみません」はやめて、「はい、次」でいきたいところですが、
試合途中にいろいろ言われると、それも難しそうです。
関係性もあまりよくない感じになっています。


「もう2度と組まないぞ~」と内心思っていますが(笑)、
来週はとりあえず試合しないちけないので、どう対応したものか悩み中です。


なにかアドバイスがあればお願いします。


————–ここまで—————

【スリーの回答】

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Yさん

ご質問ありがとうございます!

ペアとの関係性についてですね。

この件については私が以前書いた記事の
「教えたがりの人に困っています」と同じかもしれません。

【「教えたがりの人に困っています」の記事】


相手の人は良かれと思っているけど、
こちらとしてはやりにくい状況ですよね。


でも、これはテニスだけではなく、
日常に起こる人間関係にも共通する点だったりして、
永遠のテーマなのかもしれません。


そして多くの方はそういうときはうまく受け流したり、
自然と距離を取ったりしますよね。


なので、合わないと思ったら「色んな人がいるんだ」と捉えて、
これらも良い経験に捉えていきましょう。


ただ、コーチ目線から思うことがあって、
「結局言い方なんだ」というのが私の考えです。


実際にやり取りのシーンを見ていないので分かりませんが、
きっとYさんに対する言い方がきつかったり、高圧的だったりするのではないでしょうか。


私たちテニスコーチも人にアドバイスを伝える立場ですが、
あくまでも人対人の関係であって、どちらかが上という訳ではありません。


だけど、教える側の人が偉くなって、
上から伝えるという構造になりやすいです。


今回のアドバイスも対等な立場で、
適切な情報量を伝えてくれたら受け取る側も違った印象になっていたと思いますよ。


相手のことを思って発言しているとしても、
それが届かなかった意味がないので、まずは言い方から変えてくれたらいいですね^^;



————–ここまで—————


—————まとめ—————-


今回質問をくださったYさんとやり取りをしている中で、
何となく割り切られていると感じたので、まさに「良い経験のひとつ」として
捉えられていると感じています。


結局人を変えることはできないので、こちらが割り切ったりして、
自分の経験値に変えていくことが大事なのではないでしょうか。



実際にレッスン中に上から目線でアドバイスをしたり、
大会運営をしていた人が自分に合わない人を見つけたら
怒鳴って泣かせていたという話も耳にします。


そういう方は少数ではありますが、
実際にそういう人がいるというのは確かなので、
どういう人と接するのかを見極めるのも必要なスキルなのかもしれません。


ただ、このような人間関係はテニスだけではなく、
実生活でも必要な要素ですよね。


ちなみに、
私が意識している人間関係の保ち方は「距離感」です。


もし合わないと感じたのなら、
自分が負担を感じない距離まで離れるようにしています。


昔は出会った人とは誰とでも仲良くしようと思い、
全員同じ距離で接していました。


だけど、合う人・合わない人がいることに気付いてからは、
全員と同じ接し方をしなくなったので、人間関係が楽になった経緯があります。


こんな感じで、ダブルスペアも自分に合う人もいれば、
合わない人もいるでしょう。



でも、合う合わないは接してみないと分からないので、
まずは見極めるフェーズとして、色々やり取りをして、
そこから距離を近づけるのか、遠のけるのかを考えてください。


きっと、多くの人はこのような形で人間関係を構築していると思いますので、
舞台がテニスになっても、同じような感覚で取り組みましょう^^

では!

スリー

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