前回は私の2026年の目標について
お話をさせていただきましたが、
あなたはどうお過ごしでしたか?
⇒ 【前回の記事「2026年の目標」】
コタツでのんびり過ごして体がなまっている方もいれば、
元旦からコートに飛び出して初打ちを楽しんでいる
猛者もいらっしゃることでしょう。
1年の始まりは単なるカレンダーの切り替わりではありません。
それは、自分のプレーをゼロベースで見直し、
理想のテニスへと近づくための最高のリセットボタンです。
今日は、今年こそ一皮むけたいと願うあなたへ、
技術論の先にある「上達の本質」について、
少し深いお話をさせていただこうと思います。
まず、新年最初の練習で意識してほしいのは、
技術を詰め込むことではなく、自分の「感覚」を研ぎ澄ますことです。
多くの方が新しい年になると「バックハンドを完璧にする」
「もっと速いサーブを打つ」といった具体的な目標を立てます。
もちろんそれは素晴らしいことですが、実は上達の近道は、
もっと手前の「身体との対話」に隠されています。
冬の冷え切った空気の中では、
筋肉は想像以上に強張っています。
その状態で無理にスイングを矯正しようとしても、
身体は防衛反応を起こしてしまい、理想のフォームからは遠ざかるばかりです。
まずは、ボールがラケットの真ん中に当たった時の心地よい振動、
シューズがコートを捉える音、自分の呼吸の速さ。
そういった「今、ここにある感覚」に意識を向けてみてください。
技術的な修正は、身体が十分に温まり、
リラックスして動けるようになってからで遅くはありません。
この「焦らない心」こそが、
怪我を防ぎ、結果として最短距離での上達を支えるのです。
そして、今年からぜひ取り入れていただきたいのが、
道具に対する「感度」を上げることです。
私は常々、ラケットは身体の延長であるとお伝えしていますが、
新年のこのタイミングで、ぜひ自分のパートナーを労わってあげてください。
ガットの張り替えを「まだ切れていないから」
という理由で後回しにしていませんか。
冬の乾燥と低温は、
私たちが想像する以上に素材の弾力性を奪います。
賞味期限の切れたガットで練習を続けるのは、
いわば曇った鏡を見ながらメイクをしているようなものです。
正しいフィードバックが得られない状態でどれだけ打ち込んでも、
感覚のズレが生じるだけで上達の近道にはなりません。
新しいグリップテープを巻き、
最適なテンションで張り替えたラケットを握る。
その瞬間の指先の高揚感が、脳を活性化させ、
プレーに新しい閃きをもたらしてくれるのです。
次にメンタル面のお話です。
2026年、あなたにぜひ挑戦してほしいのは
「ミスの捉え方を変える」ということです。
多くの方がミスをすると自分を責めたり、
落ち込んだりしてしまいますが、
上達の早い人はミスを「データ」として扱います。
なぜネットしたのか、
なぜアウトしたのか。
そこに感情を挟まず、客観的な事実として
受け止める練習をしてみてください。
新年の初打ちでミスが出るのは当たり前です。
それを「下手になった」と嘆くのではなく、
「今の身体の状態を知るための貴重な情報」だと考える。
この思考の転換ができるようになると、
練習の質は劇的に向上します。
また、
テニスにおける人間関係も上達には不可欠な要素です。
コートで出会う仲間は、切磋琢磨するライバルであると同時に、
あなたのプレーを客観的に映し出してくれる鏡でもあります。
相手のナイスプレーを素直に称え、
自分の課題を共有する。
オープンなコミュニケーションは、
孤独な練習では得られない気付きを与えてくれます。
最後に、上達において最も大切なのは、
自分自身の可能性を信じ続けることです。
「もう若くないから」「キャリアが短いから」といった言葉で、
自分の限界を自分で決めてしまってはいませんか。
テニスは生涯スポーツであり、
何歳からでも、どのレベルからでも進化できるスポーツです。
昨日までできなかったことが、
今日の一球で突然できるようになる。
その奇跡のような瞬間を掴み取るために必要なのは、
特別な才能ではなく、毎日一歩ずつでも前へ進もうとする情熱です。
そのお手伝いができるよう、
私も精一杯の情報発信を続けていきます。
一緒に「上達の近道」を駆け抜けていきましょう。
そしていつか、コートでお会いできる日を、
またはあなたからの嬉しい上達報告を聞ける日を、
楽しみにしています^^
では!
スリー

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