テニススクール活用法.com

確かに相手を回避した配球ができていますし、
何より落ち着いてプレーできています。


なので、変化したきっかけを聞いてみると、
「自分のことではなく、相手を見ることにした」という答えが返ってきましたよ。


このことは普段から口を酸っぱくしてお伝えしていることだったので、
そのことを聞けてすごく嬉しかったです。


テニスをしていたら、どうしても自分の打ち方やフォームのことが
気になってしまいますよね。


そうなると、「自分との戦い」が始まってしまい、
「相手との戦い」ができなくなってしまいます。


その結果、
相手コートを見渡したら空いているスペースはたくさんあるのに、
人にいるところに打ってしまうということになるのです。


そうならないためにも、
「練習では意識、試合では無意識を目指しましょう」とお声掛けしています。


練習では相手ではなく自分の体の使い方やラケットワークを意識して、
それが試合のときに無意識でもできるようになることを目指すのです。


無意識でパフォーマンスを発揮できるようになれば、
自分と戦わなくてもいいので、目の前の相手に集中できますよね。


反対に、自分のことができていないと打ち方などが気になって、
相手のことは二の次になってしまいませんか。


ですから、
普段の練習から「自分に集中する時間」と「相手に集中する時間」に
分けることをお勧めします。


的を目掛けて打つ練習や、ポイントの掛かっていないラリー練習は、
自分に集中して取り組んでもいいでしょう。


だけど、ゲーム形式やポイントが掛かっているラリーでは、
相手に集中してプレーしてください。


このメリハリがあなたの本質的なスキルを高めてくれますよ。


ちなみに、私が働いているテニススクールでは、
自分に集中する時間を「技術練習」として、
相手に集中する時間を「実戦練習」と定義付けしています。


しかも、この技術練習と実戦練習の時間配分も、
クラスのレベルによって変えていますよ。


簡単に説明すると、
初心者クラスほと「技術練習」の時間が長く「実戦練習」が短くて、
上級者クラスほど「技術練習」の時間が短くて「実戦練習」が長いです。


これらのことを踏まえた上であなたの練習スケジュールを考えてもらえれば、
今何に重きを置いて練習すればいいのかが見えてきますので、ぜひ今回のお話を参考に
練習を見直すきっかけにしてくださいね^^

では！

スリー