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ただ、ボールの速度はある程度筋力も必要なので、
肉体的な限界があります。


なので、
ショットの威力で相手を圧倒しようと考えても、
どこかで頭打ちになりますよね。


そういう意味では山なりボールであるロビング（ロブ）は、
屋根のないアウトコートだったら、無限の可能性を秘めているのではないでしょうか。


私はそう考えながらプレーしてきました。


どれだけ高く上げてもいいのですから、
相手を崩す際に色んなパターンを生み出すことができるのです。


だけど、高速時代である現代テニスは、
どちらかといえば、ネットスレスレの攻防が繰り広げられています。


プロの試合を見ていたら、
本当にバズーカーの打ち合いみたいなストローク戦ですよね。


当然、そんな質の高いショットが打てるのなら、
ネットのリスクを負ってでも、低い弾道で戦ってもいいでしょう。


しかし、そこまでのショットが打てないのなら、
速度以外の可能性にも頼っていいというのが私の考えです。


ちなみに、
私は現役の頃からロビングを多様してきました。


そこまで速いショットが打てないので、中ロブで相手のテンポを落としたり、
前におびき寄せてのロビングなど、低い弾道と高い弾道を使い分けることによって、
コートを立体的に使っていましたよ。


何となく、速いボールが正義で、
遅いボールは駄目みたいな風潮がありますが、
そるなると、いつまで経っても速いボールが打てる人の
土俵で戦い続けなければいけません。


そもそもテニスはボールの速度を競うスポーツではありません。


相手からポイントを奪うスポーツです。


そう考えると、使えるものは全部使って、
相手からどうやってポイントを奪うことができるのかを
考えた方が建設的ではないでしょうか。


私がポイントが取れなくて困っている人にアドバイスをするなら、
間違いなくロビングに着手してもらいます。


そんな無限の可能性を秘めたロビングについて、
動画でもお話しているので、プレーの幅を広げたいとお考えなら、
参考にしてみてください。


下のリンクをクリックするとYouTubeにアップした
動画が再生されますので、早速ご覧くださいね^^

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【「無限の可能性を秘めたロビングについて」の動画】


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