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その他21年振りの快挙
今回一番衝撃を受けたのは、男子決勝戦でした。
これまで男子テニスを牽引してきた
ジョコビッチ選手と、次世代のトップを担う
アルカラス選手の一騎打ちはファイナルセットまで
勝負がつかない壮絶な戦いです。
最終的には若さと勢いでアルカラス選手が
1−6,7−6,6−1、3−6,6−4で勝利し、
見事全英オープン初優勝を飾りました。
何と、ビッグ4以外の選手が全英で優勝するのは
21年振りとのことです。
2002年にヒューイット選手が優勝したからは、
フェデラー選手、ナダル選手、ジョコビッチ選手、マレー選手以外の
全英チャンピオンは出ていなかったということに驚きました。
2002年と言えば、私が社会人1年目の年なので、
そこからずっとビッグ4時代だったと思うと、
恐ろしい4人だったと感じます。
だからこそ、その流れを止めて、
チャンピオンになった20歳のアルカラス選手は
新しい時代を作っていくのでしょう。
衰えを見せない36歳のジョコビッチ選手も
相当すごいですけどね。
ただ何となく、私が試合を見ていて感じたのは、
アルカラス選手の若さと勢いです。
技術的にはほぼ互角の戦いでしたが、
どこかアルカラス選手に分があると思ったのは、
3セット目でした。
2人とも同じような展開で戦っていたので、
そうなると最後は若さと勢いのある選手が勝ちますよね。
案の定、アルカラス選手はファイナルセットを勢いそのままに
ジョコビッチ選手を押し切り、初の栄冠を手に入れたのです。
しかし、
いつの時代もチャンピオンにはライバルが存在します。
今はアルカラス選手とジョコビッチ選手が
その関係ですが、若い選手の中からも出てくるでしょう。
そうなったときに、本当の意味での世代交代が完結して、
新たなテニスの時代が幕を開けるのだと期待しています。
ちなみに、女子チャンピオンのボンドロウソワ選手は
オープン化以降ノーシードでの全英優勝は史上初だそうです。
反対に、
準優勝のジャバー選手は3度目のグランドスラム決勝でしたが、
今回も勝つことができませんでした。
去年の全英も準優勝だったので、
相当悔しい思いをしているはずです。
ジョコビッチ選手も試合後のインタビューで涙を流していたので、
チャンピオンだけではなく、そういう負けた選手によっても
大会の歴史が作られていくのだと感じました。
では!
スリー
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