テニススクール活用法.com

この試合は毎年参加している団体戦で、
何日にも分けて、色んなチームと対戦する形式です。


大体半年くらいかけて5チームと3戦するのですが、
期間が決まっているので、その間は試合ができていません。


そうなると、毎年何ヶ月空いての試合になるので、
毎回初戦はブランクとの戦いです。


そんな中、今年も初戦を迎えましたが、
いきなり対戦相手が強かったので大変でした。


どこに打っても返ってくるし、
なかなかミスをしてくれません。


できれば初戦はそんなに強くない相手とやりたいのですが、
こればかりは仕方ないですね。


試合勘も戻っていないので、1-5まで離されたときに、
「この相手は強いな」と気付きました。


そのときに、
「これだけ強いのなら自分の出せるものは全部出して勝ちに行こう」
という気持ちに切り替わり、相手の弱点や、どういうプロセスで
勝てるのかをペアと考えるようにしました。


それまでは、
サーブもとにかく入れば良いと思って打っていましたが、
コースやスピードも変えて、キープにこだわりました。


途中まで、普段の感覚に戻すことがテーマでしたが、
それでは勝てないと思えたのが良かったのかも知れません。


そこから徐々に追い上げて、4-5まで行きましたが、
最後はキープをされて1セット目を落としました。


ただこの大会は3セットマッチなので、
1セットを落としても次があります。


2セットからは1セットで集めたデータを元にプレーしたので、
完全にこちらのペースでプレーできたと思います。


結果的に2セット目は6-0で取ることができました。


そうなると、勝負はファイナルセットです。


だけど、この大会はファイナルセットのみ
10タイブレークなので、データよりメンタルがものをいいます。


先手と強気を上手く使えた方が有利です。


でも、自分はここでビビってしまい、
先手でのポイントは取れましたが、
ずっと弱気でした。


なので、大事なところでミスを連発して、
6-6まで競ってしまうことになったのです。


しかし、
そこからもう一度ギアを上げてポイント連取できて9-6まで突き放し、
1度だけマッチポイントをしのがれましたが、最終的に10-7で
勝利することができました。


正直、10タイブレークはペアが強気で攻めてくれたお陰で
取れたようなゲームだったので、改めて試合には
「データ」と「強気」の両方が必要ですね。


どれだけ相手の弱点を見抜いて、
どういう戦い方をすればいいのかの勝ち筋が見えたとしても、
弱気になって打ちたいところに打てなければ意味がありません。


そうなると、やはり強気になるには、
それだけのことをしてきたという根拠が必要です。


「強気、強気」と唱えても、
積み上げてきたものがなければ体は弱気なプレーに引っ張られます。


そういう意味では普段から休みの日に
4時間以上練習していたペアに感謝です^^

では！

スリー