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テニスと向き合うことによって見えてきたこと

テニスを始めた頃をたまに思い出すことがあります。



そのときはただラケットでボールを打つのが楽しくて、
いかに友人とラリーが続くのかを目標にプレーしていました。


当時は試合に出るなんてまったく選択肢になかったですし、
勝ち負けの世界でテニスをしていなかったと思います。


それより、
部活の仲間たちと休日に集まって練習するのが
何より楽しかったです。


だけど、同じテニスをしている今は
まったと言っていいほど価値観が変わりました。



もはやテニスコーチという職業も加味して、
別のスポーツをしているくらいテニスに対する捉え方が違います。


しかし、
あれから25年以上テニスと向き合ってきたのですから、
価値観が変わるのは当たり前ですよね。


テニスを始めた頃は縁遠かった試合も、
もはや一周して専門家です。


あまりにも試合の勝ち負けを追求し過ぎて、
人に勝つためのコツを伝えられるようになりました。


技術的なことも今なら始めた頃の自分を
あっという間に上達させられるノウハウを持っています。


こんな感じで経験は人の価値観の根底を
大きく変えてくれるのです。



私は長い期間テニスに携わってきた結果、
「自分が上手くなる」から「人に上手くなってもらう」
喜びを感じるようになりました。


テニスを始めた頃にはまったくなかった発想です。


しかし、
まるで導かれていくようにここまで来ました。


色んな経験を積み重ねていたら、
今の自分になっていたのです。



だからと言って、同じ環境で一緒に切磋琢磨していた仲間たちが
同じような道を歩んでいるかと言えばそうではありません。


高校でテニスを辞めた人、
大学までテニスを続けた人、
テニスコーチになったけど後に転職した人・・・


みんな各々の道を進んでいますが、
それぞれの楽しみ方でテニスをしています。


そう考えると、人それぞれ色んな価値観があって、
自分を形成しているのです。


そして、
その価値観はどのような経験をするのかによって
変わってくるのではないでしょうか。


だから、今この瞬間何をするのかは、
今後の自分を作り上げていく道しるべになるはずです。



なので、私たちはこれからも一日一日を大切にして、
色んな経験の中から、自分だけの価値観を作り出していきましょう^^

 

 

では!

 

 

スリー

  

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