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体の機能を知れば、何をするべきなのかが分かる


私が大学時代に部活のキャプテンをしていましたが、
あえて器具などを使った筋力トレーニングを入れていませんでした。

 

なぜなら、
中途半端な知識で鍛えると、体のバランスが悪くなって
かえってパフォーマンスが落ちると考えていたからです。


それだったら、
テニスをしていく中で自然と鍛えられていった方が
必要な筋力が付くと思っていました。


ですから、筋力トレーニングをするにしても、
器具は使わずに自重トレーニングを行っていました。

(自重トレーニングとは器具を取り入れないトレーニングのことです)


実際にトレーニング器具などを取り入れた大学ほど
ケガ人が多かったのを覚えています。


大学は高校よりトレーニング施設がしっかりしているところが多いので、
ついそういう環境があると取り入れたくなるものです。


なので、もしトレーニングを取り入れるのなら
自重トレーニングやバランスを考えた上で行ってください。


今回はそんな体のバランスと筋力についてお話しています。


まずはこちらの質問からご覧ください。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): kuro
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 21〜25歳
■テニス歴(フリー04): 9年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): 超テニス塾メルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): シングルス派
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【kuroさんのご質問】


スリーコーチ。
いつもメルマガ、楽しみに拝見しております。


主にサーブの威力向上のため、背筋を鍛えたいのですが、
お勧めのトレーニングをいくつか教えて頂けないでしょうか。


自宅でできるものだと、より助かります。
宜しくお願い致します。


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


kuroさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


サーブの威力を高めるために背筋を鍛えたいとのことですが、
基本的に背中にある筋肉は「伸筋」と呼ばれています。


ちなみに伸筋とは名前の通りで、
伸ばすことによって機能を発揮できる筋肉を指します。


なので、
背筋などの後ろにある筋肉は伸ばすことで鍛えられますよ。


胸筋や腹筋などの前にある筋肉は「屈筋」といって
腕立て伏せや腹筋運動などの曲げ伸ばしを加えることによって
鍛えられますが、後ろにある筋肉は鍛え方が違います。


ですから、
サーブ強化のお勧めトレーニングは肩甲骨を
6方向に伸ばすことです。


方法としては肩を「前」「後ろ」「上」「下」
ゆっくり伸ばしてください。


あとは肩を「内回し」「外回し」も取り入れましょう。


この6つの運動を取り入れることによって肩甲骨周りの
伸筋を鍛えることができますよ。

 


ひとつの運動を10秒行うだけでも効果が出てくるので
ぜひトライしてみてくださいね^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


肩甲骨は前に動かすと「内転」、後ろに動かすと「外転」
上に動かすと「挙上(きょじょう)」、下に動かすと「下制(げせい)」
大きく内回りをすると「上方回旋」、大きく外回りをすると「下方回旋」


こんな感じで6つの動きをします。


でも、
そのことを知らないで偏った動きばかりしていると、
色んな筋肉を使えないので、威力のあるショットも打てません。



強力なショットを打ちたかったら
ワンスイングでたくさんの筋肉を使うことです。


プロがワンスイングで130〜140の筋肉を使っているとしたら、
一般プレーヤーは70〜80ほどしか使えていないと言われています。


なので、
たくさんの筋肉を動員することを意識して普段からプレーしましょう。


コツは背中側の「伸筋」を使うことです。


ちなみに
腹筋や背筋などの正面側の「屈筋」は体を守ることを主とした筋肉です。


それに対して背中側の「伸筋」は動くために使う筋肉です。


そう考えると、
テニスのような瞬発力を必要とするスポーツは
屈筋ではなく伸筋を鍛えていきたいですね。


体と体がぶつかり合うようなコンタクトスポーツは
屈筋を鍛える必要がありますが、テニスはネットを挟んでの
スポーツなので、そこまで正面側の筋肉を鍛える必要はありません。


ただ、背中側の伸筋が人より発達しているのなら、
バランスを保つために鍛えるのも方法のひとつなので、
これらのことを踏まえた上でトレーニングを取り入れてくださいね^^

 

では!

 

 

スリー

 

 

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