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試合の流れを変える柔軟な思考とそれを実行する勇気

 
 
今年の全仏オープンは男子がワウリンカ選手、
女子はウイリアムズ選手が優勝という形で
幕を下ろしました。


特に、男子はジョコビッチ選手が優勝して
生涯グランドスラムを達成するだろうと言われていただけに、
ワウリンカ選手の勝利は衝撃でした。


1セット目はジョコビッチ選手がいつも通り
大事なところで相手サービスをブレイクして、
あとは磐石のサービスキープです。


そのまま1セットをジョコビッチ選手が取ったので、
やっぱり強いな〜と思っていました。


でも
そこからワウリンカ選手の反撃が始まります。


チャンスと思いきや、
どこからでもバンバンエースを量産し、
流れが一気にワウリンカ選手に変わっていきました。


その流れを呼び寄せたのが
私は「スライスショット」だと感じています。


ワウリンカ選手といえば、
片手のバックハンドストロークが
最大の武器だと言われています。


でも
1セット目は、それがジョコビッチ選手に
通用していませんでした。


そこで作戦を変えたのか、
得意のバックハンドストロークの頻度を減らし、
スライスショットを多様するようになったのです。


クレーコートという遅いサーフェスでスライスを
打つことによって、さらに展開が遅くすることが
狙いだったのでしょう。


そうなると、ジョコビッチ選手はなかなか
いつものテンポに持っていけません。


逆に、
決めきれないジョコビッチ選手のボールを
ワウリンカ選手がエースを取るという形が増えました。


この作戦がうまくハマり、ワウリンカ選手の調子が
ドンドン上がって行きます。


その勢いを止めることができないまま、
第2、3セットをワウリンカ選手が奪取しました。


そして第4セットも流れが変わることなく、
最後はワウリンカ選手の片手バックハンドのエースで
勝負が決まりました。


あれだけ絶対的な強さだった
ジョコビッチ選手が負けるとは思っていませんでしたが
これがテニスなんですね。


見ていてすごく楽しい試合でした。


私は今回のワウリンカ選手の勝因は
状況に応じて得意の片手バックハンドを
スライスに切り替えた勇気だと捉えています。


普通は得意ショットで戦いたくなるものですが、
試合の流れを考え、変にバックハンドにこだわらなかった
柔軟な思考が勝利を呼び込んだように映りました。


こういう駆け引きもテニスの面白さですね。


次のウインブルドンも楽しみです^^


では!


スリー


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