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フィジカル

ボールから遠い部分を意識して使いなさい

 

「ボールから遠い部分を意識して使いなさい」


昔から大事にしているアドバイスです。


言われた当時は何となくしかわかりませんでした。


でも
今はすごく身に染みて理解しています。


ちなみに
ボールから遠い部分とはどこのことでしょうか?


確実に腕ではないですよね。


腕はラケットを握っている部位なので
かなりボールと近いです。


という訳で、
今回はボールから遠い部分のお話です。


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■性別(フリー01): 男性
■年代(フリー02): 36〜40歳

■今一番テニスで悩まれていること(フリー03): 


久々に試合にでようと、
がっつり練習した結果、テニス肘に。


普段も痛く、情けないやら痛いやらという
状況に今陥っています。

何か改善方法はないでしょうか?

因みに、シングルバックハンドの
ストロークの時が一番痛みます。


■スリーに一言(フリー04): 


神谷コーチ、最高ですよね。
私も尊敬しております。


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


こんにちは!
スリーです^^


肘を痛めてしまったのですね。


私も急に練習すると無理な打ち方をしたときに
肘を痛めてしまいます。


そういうときは大抵体が硬い状態で
ムリにハードヒットしているときです。


私はそういうときは痛めた腕の脇裏にある
肩甲下筋という筋肉をストレッチしています。


脇の下のちょと背中側をほぐす感じです。


結局のところ、肩甲骨周りが硬くなっているから
体が使えなくなって、肘でムリに打つことになります。


だから
普段から肩甲骨周りをほぐして
体全体を使ってプレーしてください。


そうすることによって
肘への負担が軽減されますよ^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


基本的にテニス肘などの怪我の多くは
肩甲骨周りの筋肉が硬くなっているからです。


肩甲骨とは腕と胴体をつなぐ部位です。


つまり
肩甲骨が動くということは
胴体も動くのです。


だから結果的に
体全体を使ってラケットを振ることができます。


しかし
肩甲骨周りの筋肉が硬いと
肩甲骨が動きません。


そうなると腕と連動している胴体が機能しないので
腕だけでラケットを振ることになります。


その結果、
腕ばかりに負担がかかってしまい、
テニス肘などになってしまうのです。


反対に
肩甲骨周りが柔らかいと胴体と連動しやすくなるので
体全体を使った質の高いショットが打てます。


普段から肩甲骨を動かしてラケットを引きましょうと
言っているのはこういう理屈からです。


正直、テニスは体の柔軟性より
肩甲骨の操作性の方が大事です。


自分で好きなように肩甲骨を動かせたら
胴体が操作できるので、色んな体の使い方ができます。


なので
普段から肩甲骨を動かすことによって
体全体を動かす意識をしてください。


肩甲骨は操り人形を動かす手板みたいな
役割だと思ってもらえればわかりやすいと思います。

⇒ 【操り人形の手板】


操り人形は紐でつながった手板を動かすことによって
人形を動かすことができます。


そんな感じで
自分自身の体を肩甲骨で操作してください。


力みと怪我のない体の使い方ができますよ^^


では!


スリー


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