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フィジカルスピードボールを打つ原理
スピードとパワー。
日本のテニスは確実にスピード重視です。
だからよく世界の選手に負けたときに
「パワーで押されました」と表現されます。
実際テニスセミナーに行っても
スピードボールの出し方の内容が
ほとんどです。
今回はそんなスピードボールと
パワーボールについてお話しています。
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【いとーさんのご質問】
こんにちは。
最近は自分の感想ばっかりだったので、
久々に質問をさせてください^^
最近、運動生理学を勉強し始めました。
速度加重の原則を知ってから、
ようやく神谷コーチの「ホースの順次加速」
練習の真意が分かったところです。
以前バイトしていたスクールの元プロコーチに
ハムストリングで打て!」といわれました。
ついでに「重心を軸足に残せ」とも。
その時はさっぱり意味が分からなかったのですが
先ほど、書物を読んで「内転筋」という筋肉が
打球に重要な役割を果たしており、踏み込んだ
勢いで打ってしまうとその役割が果たせなくなる、
ということが分かりました。
ああ、
これも神谷さんのベンチに足をかけての素振りだな、
っていう事は理解できました。
結果的に「踏み込む」という動作は
いらなくなってくるということでしょうか?
オープンスタンスでは
・軸足に残しながら打つ
・反対の足に体重移動を行いながら打つ
と、様々な言われ方がありますが
これもまた、軸足に残しながら打つという事のほうが
理にかなったフォームを生み出してくるのでしょうか?
ジュニアに踏み込ませると、
高確率で足を踏み込んだ勢いを使ってきます(笑)
おかげで腰も腕も外からまわってきており、
速度加重の原則から外れてしまいます。
軸足を残す事・踏み込むことについての
ご意見を頂戴したいです。
----------------ここまで----------------
【スリーの回答】
----------------ここから----------------
いとーさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
結構専門的な勉強もされているのですね!
この場ではざっくばらんにお答えしますが、
私は肩甲骨と股関節の連動がショットを打つ際に
重要だと考えています。
そして内転筋やハムストリングは
連動した股関節を動かした結果
使う筋肉だと考えています。
また
軸回転で打つか体重移動で打つかについてですが、
これら運動は両方働いていると思います。
どの運動の比率を上げるかの問題であり、
両方必要ではないでしょうか?
時には軸足を踏ん張ってバイメカ講座でも
お話している「トルク」の働きを上げたりします。
ボールにパワーを伝えたいときは
踏み込み足に体重移動を大きくして
打つこともあります。
要するに
どちらかが正解と決めずに
適材適所に考えるようにしています。
速度とパワーは違いますからね^^
私はそういう見解です!
では!
スリー
----------------まとめ----------------
体って普段無意識に使っているのに
いざラケットを握った瞬間使い方が
わからなくなりますよね?
でも
体の使い方を追求することが
結果的にテニス上達の近道です。
なぜなら
体を有効活用した結果がフォームであり、
理想的なボールが打てるようになります。
最近テレビ番組で松岡修造さんが
ストロークをタレントさんに教えるときに
「鉄琴」を用いていました。
ボレーは太鼓です。
ストロークは鉄琴の音盤をバチで
沿うように振って体の使い方を伝えて
いました。
ボレーは太鼓の叩き方がボレーと
表現していました。
例えば
太鼓を叩くときにフォームを
考えますか?
考えないですよね^^
叩くだけです。
それが自然な体の使い方であり、
フォームなのです。
今回登場した神谷コーチも
そういう感じでテニスを教えてくれます。
松岡さんも神谷さんも結局は
自然な体の使い方を伝えたいのです。
コーチはその原理を理解した上で
伝えなければいけないので大変です^^;
そう考えたら
神谷コーチのテニス上達法は
それらの原理を誰にでもわかるように
上達できる要素を凝縮しているところが
すごいのかもしれませんね!
では!
スリー
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