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メンタル精神は肉体を超える
全仏オープンテニスの3回戦で
錦織選手がスペインのベルダスコ選手に
0−6、6−4、6−4、6−0で勝利しましたね。
1stセットはかなり錦織選手のコンディションが悪そうだったので、
どこか痛めているのかなと感じました。
正直、2ndセットも同じように落としたら
棄権すると思うほど動きにキレがありませんでした。
でも、2ndセットは気持ちが切れないように我慢して、
何とかサービスキープを続けていきました。
相手の1ショットで心が折てしまうような状況な中
プレーしているのがテレビ越しでも伝わってきました。
そしてわずかなチャンスをものにして、
2ndセットを奪取したのです。
今思えば2ndセットを取ったことによって
錦織選手自身にもこの試合に対しての
「希望」が湧いてきたのではないでしょうか。
そこから段々「足が動く」ようになってきて、
段々普段の錦織選手のプレーが見られるようになってきました。
1stセットではポイントを失う度に膝に手をついて
疲れている素振りが出ていましたが、3rdセット以降は
それを意図的にやらないようにしていました。
そうなると試合は完全に錦織選手ペースとなり、
スーパープレーを連発していました。
その結果、3rdセットも取って、
4thセットは6−0で1stセットのお返しという
かなり珍しいスコアで勝利しました。
きっと、負けたベルダスコ選手も何が起きたのか
よく分からなかったと思います。
それくらい錦織選手は前半と後半が別人のようでした。
私はそのひとつの要因として、
「メンタル」が大きく影響していると考えています。
ハッキリ言って、
1stセットは気持ちが勝ちに向かっていませんでした。
だけど、「執念のような諦めない気持ち」が
2ndセットでは錦織選手のプレーからヒシヒシと
伝わってきました。
それが2ndセットを取ることにつながり、
今度は「勝てるかもしれないという希望」が
フィジカルを超越したのではないでしょうか。
実際、3rdセット以降は「小刻みに動くステップ」が出てきて、
いつもの錦織選手のプレーが戻ってきました。
そう考えると、
「執念のような諦めない気持ち」がフィジカルを超越して、
1stセットでは動かなかった体を生き返らせてくれたのだと思います。
これは私たちの日常でも言えることですが、
何でも「気持ちから」なのかもしれませんね。
なのでもし、体がだるくて動く気がしなかったり、
テニスをしても体のキレが悪くていいショットが打てないときは、
体ではなく心に目を向けてみましょう。
楽しいことを計画したり、
ワクワクするような目標を掲げることによって
重かった体が急に軽くなるかもしれませんよ^^
では!
スリー
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