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メンタルそれが今の実力だと感じています
全仏オープンが始まりましたが
テレビでもテニスが随分扱われるようになりましたね。
やはり錦織選手の活躍が相当大きな影響を
生み出しているように感じます。
その影響は海外に住まわれている日本人の方にも
届いているようです。
実際に、
海外で日本人選手の戦いをご覧になっている方から
メールをいただいたのでご紹介します。
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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): R
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 51〜55歳
■テニス歴(フリー04):
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): ダブルス派
■お問い合せ内容(フリー08): 感想
■内容を教えてください。(フリー09):
【Rさんのご質問】
スリーさん、こんにちは。
フレンチオープンを見ていてふっと思ったこと、
ちょっとぐちりたくなってメールしました。
錦織選手の恩恵だと思うのですが、
今まで欧州のTVで日本の選手の試合など、
中継されることなどなかったのに今回は、
初めてダニエル太郎、西岡、伊藤選手の試合を見ました。
フレンチオープンには毎年行きますが、
ほぼ後半に行くので、現地でも日本の選手を見ることは、
杉山選手ぐらいだったでしょうか。
メインキャスターのマッツビランデルからも
何度も錦織の名やJapanという言葉がよくでてきます。
すごいなー。と思う反面、
錦織選手以外が何とも情けないというか。
予選を勝ち抜いて来たのだからそれなりに凄いとは思いますが、
どの選手の顔、身体全体から、オーラというか、熱いものを感じないのです。
見るからに弱っちい。
スリーさんが仰っていた「自分が一番強い」という気迫がない。
ダニエルなんか、もう、引っ込んでほしかったです。
負けてもただでは負けないという鬼気迫るような気迫がない限り、
世界の壁は、分厚いままです。
その点好きではないですが、以前全仏のコートで見た伊達選手は、
そのただでは、転ばないぞというオーラが凄かったです。
スリーさんは、日本のテニスは進歩していると仰いますが、
そうかなー?と、疑問を持ってしまいました。
実際、中学生の頃の部活では、
1年生はラケットを持たせてもらえず、
球も打たせてもらえずで、意見を言えば10年早いって、
腹筋しかさせてもらえなかったバカな軟式テニス部を思い出し、
こういう柔軟な考えを欠いたテニス部なんかが、日本のテニスを
遅らせているんじゃないかと思ったりしています。
スリーさんが提唱する新しい発想、
柔軟な考えによる練習って重要だと思います。
欧州でのテニスはそういう意味では、
一般の愛好家にとっても進歩的かもしれません。
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【スリーの回答】
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Rさん
メールありがとうございます!
スリーです^^
海外でも日本人の試合が放送されているのですね。
日本も地上波でマスターズやグランドスラムが
放送されるようになったので、やはり錦織選手の
影響はすごいと感じています。
他の日本人選手の戦いは私も見ていましたが
確かに追い込まれたら、そのままスコッっと
負けてしまいましたね^^;
2セットダウンからの大逆転という雰囲気が
あまりなかったような気がします。
でも
私はそれが今の実力だと感じています。
ダニエル太郎選手は完全にすべてのショットが
ベルダスコ選手の方が上でした。
以前、添田選手とベルダスコ選手の試合を見ましたが
まったく同じように負けていました。
だけど
ベルダスコ選手は次に対戦したジョコビッチ選手には
同じような負け方をしていたのです。
結局実力社会なのだと思いました。
確かに日本人選手にはもっと「執念」のような
オーラを出してもらいたいと感じますが^^;
ただ、
それでも男子から全仏で5人も本戦出場というのは
これまでなかった光景です。
そう考えると、錦織選手が活躍している間に
どれだけ対抗馬として上がってくる選手が生まれるかどうかは
これからの日本テニス界にとっては重要なことです。
やはり他のスポーツを見ても
第2、第3のヒーローがそのスポーツを引っ張っています。
だから、
錦織選手以外の男子選手は全員1回戦負けだったのは
ちょっと寂しいですね。
これから日本はオリンピック開催が待っているので
それまでに根本的なスポーツに対する取り組みも必要だと
感じています。
ボール拾いばかりの1年間は私も経験してきたので^^;
トータルすると今後3年間が勝負だと思いますので
私もスポーツに携わる人間として頑張りたいです!
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
勝負を左右するメンタルとは
「これまでやってきたこと」がすべてを
支えていると考えています。
私も経験があるのですが、どれだけ負けそうになっても
「あれだけ頑張ってきたんだ」という思いが勝ちたい
気持ちに変わり、底力につながります。
しかし、
相手が自分の頑張り以上に頑張ってきたのなら
どれだけ食らいついても勝てません。
頑張りとは時間だけではなく、中身も重要なので、
正直比較したり、図ることはできません。
だから結果を見るしかないのです。
でも
そこで落ち込んでいる暇はなくて、
負けたあとにどういう行動を取るのかが重要です。
突きつけられた結果を冷静に分析して、
自分は何をすればいいのかを考えては行動するのです。
その積み重ねしか這い上がる方法は
ないと思います。
ただ、
そこまでして頑張り続けられるのは大変です。
余程の執念がなければ、
途中でトーンダウンしてしまいます。
なので
私は「初志貫徹」という言葉の意味を
ジュニアクラスで話すことがあります。
小学生のジュニアクラスの子たちには
地面に漢字を書いて説明します。
「志を貫け」
ちょっと小学生には難しい内容ですが、
私がコーチをしていて、テニス以上に伝えたい
ことなのかもしれません。
だけど、
このマインドが色んなところに広がれば
もっと日本は活気が出てくると考えています。
経済もスポーツも色んな問題も
執念を持って挑み続けたら何かが変わります。
だからこそ
夢や目標を持つことは大切ですし、
失敗や悔しい経験をすることも必要です。
それらも全部ひっくるめて
「実力」と言うのではないのかと感じています。
では!
スリー
では!
スリー
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