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ストローク

全否定アドバイスの効能


先日、テニスを始めて1年ちょっと経った友人と
テニスをしてきました。

 

彼はテニススクールでは初心者クラスに所属していて、
今は中級者クラスを目指しています。


そういう話を聞いていたので、
プライベートのテニスではあるものの、
少しテニスコーチ目線も入れながらプレーしました。



彼とは半年ほど前にもプライベートでテニスをしましたが、
そのときより確実に上達していたので、こちらも結構速いボールを打ったり、
左右に振ったりして、若干特訓のようなラリーになっていました^^;


しかも、シングルスコートでラリーをしていたので、
彼は汗だくでベンチに倒れこむように休憩していましたよ(笑)


ただ、
それで終わったら申し訳ない気持ちがしてきたので、
少しアドバイスをしました。


まず、昔は全部強打しようとしてミスをしていたのに、
今回は速いボールが来たら面を作ってスライスで返せるようになったことが
長くラリーが続いた要因でした。


でも、スライスを覚えたことによって、
遠いボールに対して手で返すプレーになっていました。


できれば最初の頃は、どんなボールに対しても、
フットワークを使って打ちやすいところに動いてもらいたいです。



スライスはそれでも届かないときに使う方が
打点に入る練習になるので、そのことを伝えました。


そしてもうひとつがストロークの体の使い方です。


彼はボールを打ち終わった後、
なぜか肩を使って腕を体に巻き付けようとする
スイングをしていました。


本来は下半身からのエネルギーを上半身に伝え、
それが最終的にラケットからボールへと届けます。


『運動連鎖』の観点からお話しすると以下のような流れです。


「足首」⇒「膝」⇒「股関節(骨盤)」⇒「腰」⇒「肩(肩甲骨)」⇒「肘」⇒「手首」


でも、
彼の場合、「足首」⇒「膝」⇒「肩(肩甲骨)」という感じでした。


つまり、膝の曲げ伸ばしで生まれた反動を使って
肩だけでラケットを打っているのです。


こうなってしまっている大きな原因のひとつは
「股関節の硬さ」でした。


どうやら彼は昔から股関節が硬いらしく、
せっかく地面を踏めていても、股関節があまり動いていないので、
地面を蹴り上げたときに足が「ピン」と伸びた状態になってしまいます。


そうなると、腰も回らないので
ただ体が上に伸びただけになってしまうのです。


だから、
下半身からのエネルギーをもらえないので、
上半身の力でラケットを振ろうという状態になります。



ちなみに
彼は高校時代にハンドボール部に所属していたので、
肩を支点にした動作が体に染み付いていました。



どうやらハンドボールは肩から引いて、
肩からボールを投げるそうです。


なので、
テニスでもラケットを肩から引いて
肩から振る癖が出ているのでしょう。



それに加えて、彼は研究熱心なので
テニス雑誌でプロのスイングを研究していました。


その結果、プロの膝の曲げ伸ばしと、
ラケットを体に巻き付けるようなスイングを真似ていたのです。



このことをすべて彼に伝えたら
それなりにショックと受けながらも納得していました。


彼に足りないことをまとめると、
「股関節を使うこと」「肩から肘への連動」です。


その対処法も伝えたので、
あとはそれを実践するだけです。


そして、
「それらができた上でプロを真似てみよう」
というアドバイスも伝えました。


そのまま正しい体の使い方を知らないでプロの真似をしていたら、
いずれ「膝」と「肩」を痛めていたと思います。



若干全否定みたいになりましたが(笑)、
周りの人から「手打ちになっている」と言われていたようなので、
新たな目標ができたと喜んでいましたよ。


きっと、
次テニスをするのが楽しみだと思います。


こういう気持ちが上達につながるので、
次彼とテニスをするのが私の楽しみにもなりました^^

では!

 

 

スリー

 

 

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