テニススクール活用法.com

最近良くダブルスの陣形についての質問を受けます。

特設レッスンを開いたら「ダブルスの動き」を
学びたいという声もたくさんいただいていますよ。


ただ、ダブルスの動きをお伝えするのは難しいと思います。


なぜなら、
「正解のポジションは存在しない」からです。


例えば前衛がネットに詰めたら相手は上を抜きますよね。


だからと言って、
前衛のポジションを下げたら足元を狙われます。


つまり、テニス自体の動きがいたちごっこなので、
「ここにポジションを取れば良い」というものは存在しないのです。


それより、相手のポジションと自分たちのポジション、
更にはどこに配球したり、どこに動いたらいいのかを把握しましょう。


究極はコート全体を俯瞰(ふかん)して見られるようになれば、
自分がどこで何をすればいいのかが分かってきます。


ちなみに俯瞰とは高いところから見下ろす意味です。


今回の場合だと、
テニスコート全体を上から見下ろす視点を
コート上にいながら得てもらいたいと考えています。


なかなかすぐにはできないかもしれませんが、
普段から全体を見ようという意識でいたら、
段々俯瞰することができますよ。


具体的には以前記事にした
「周辺視野を活用したレッスン」を参考にしてください。


ここでお伝えしている周辺視野への対応の力が上がれば
結果的に自分がどこに動いたり、何をすればいいのかが
見えてくるので、ダブルスの動きも分かってきます。


このように、
テニスにおけるポジションは考えるのではなく、
感じるものなので、そのためにも周辺視野に
もっと興味を持っていきましょう^^

では！

スリー