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逆の順番でテニスをしていました


先月は結構「実戦練習」についてお話しました。

 

ただ、
難しい内容も多かったので、今回は少し分かりやすく
実戦練習についてお伝えしています。



結構身近な例が多いと思いますよ。


まずはこちらをご覧ください。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): かにちゃ
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 31〜35歳
■テニス歴(フリー04): 15年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): 超テニス塾メルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 感想
■内容を教えてください。(フリー09): 


【かにちゃさんのご感想】


相手の時間を奪うショットと、
自分の時間を作るショット、という考え方は、 
10年以上テニスをやってきたにもかかわらず、
意識できていませんでした。 


自分としては、「試合中も技術練習をしてしまう」
状態からなかなか抜け出すことができず、 直近の試合でも、
「ラリーはできてるけど、相手を走らせたり、嫌がることができてない」
という アドバイスを頂きました。 


自分としては、高い打点やベースライン内に入ってのショットに苦手意識があり、 
ショット練習としてはそれらを行っているものの、試合で使うのは下がって
打点を落として打つショットばかり、 という状態でした。 


「相手の時間を奪う」を意識していれば、
必然的に早いタイミング、高い打点で打つ意識が芽生え、 
自然とそれらのショットを選択することができそうです。 


試合で使いたいパターンがある→それを実現する技術が未熟、
確率が低い→普段の練習で技術練習を行う という意識で
練習しなければいけないですね。


逆の順番でテニスをしていました。 


実戦練習と技術練習という考え方は奥深いですね。 


私自身は技術練習にどうしても寄ってしまい、
フォームを考えすぎてしまうタイプですが、
人それぞれに個性があるのだと思います。 


その人にあったバランスで練習ができるようなヒントを
これからもよろしくお願いします。 


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


かにちゃさん

ご感想ありがとうございます!
スリーです^^


当然目的にもよりますが、
どうしても練習は技術に寄ってしまいますよね。


ただそうなると、練習では上手いけど、
試合になったら力が出せない「練習プロ」を生み出してしまうので、
意図的に取り組み方を変える必要があります。


そういう意味では「逆の順番でテニスをしていました」という
捉え方は非常に客観視できていると思いますよ。


これは「game based on approach」という考え方です。


コーチ間ではよく使われる「ゲームに基づいた取り組み方をしましょう」
という大きな捉え方なので、ぜひこの観点で練習してください。


ただ仰る通り、実戦練習と技術練習の考え方は奥深いので、
これらのことを踏まえた上で、最終的に自分が求めるものを
追求していただけたら嬉しいです^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


テニスをはじめて半年くらい経ったときに
先輩から「試合に出るように」と言われました。


でも、自分としてはもう少し技術が身に付いてから出たい
という考えがあったので、最初は嫌々試合に出ました。


だけど、
試合に出て分かったことは、これまで練習してきたこととは違い、
ミスを減らしたり、決めるところを決めるという非常にシンプルなものでした。



試合に出るまではスピードやパワーを求めていたので、
当時の自分にとっては随分現実的ではない練習をしていたと思います。


そう考えると、
試合で勝つための技術練習は実戦の中からしか見つからないですね。


ただ、なかなか試合に出る機会がないのなら、
ある程度試合で起こりうる状況を想定された
「実戦練習」に取り組んでください。


実戦練習とは試合に近い状態で練習をすることです。


ちなみに、
一番簡単にできる実戦練習は「練習試合」ですね。


仲間内と試合をするだけで立派な実戦練習なので、
この方法は誰もが一度は行ったことがあると思います。


しかし、
どうしても仲間内との練習試合は本番で漂う緊張感が出にくいので、
できれば知らない人と行った方が効果的ですよ。


もしくは、試合で必要なことを細分化して、
実戦に近いシチュエーションの中で練習する方法が定番ですね。



このような試合から逆算して上達を図ることを
「game based on approach」(ゲーム ベースド オン アプローチ)と言います。


とりあえず練習をたくさんしてから試合に出るのも方法のひとつですが、
もしなかなか効果が出ないときは、この「game based on approach」
発想を取り入れてみてくださいね^^

 

では!

 

 

スリー

 

 

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