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上達に必要なものは「あることとあることのミックス」

 

私は普段からテニススクールでレッスンを行っていますが、
常に「あることとあることのミックス」を意識しています。

 

それが自分のレッスンの持ち味でもあり、
実際に多くの方が上達をされている要因です。


今回はその根底についてお話していますので、
あなたのテニス上達の参考にしてください。


まずはこちらの質問からご覧ください。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): ポーチ命
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): それ以上
■テニス歴(フリー04): 30年以上
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): その他
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): シングルス派
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【ポーチ命さんのご質問】


サービス解体新書の中での質問です。


私の4スタンスはB1(後ろ・内側重心)だと思っていますが
11項目の解説はかなり当てはまっていました。


しっくりくるのは右重心でサービス練習はいつも
アドバンテージサイドをメインに行っています。


肘に意識を置いてコントロールし調子を上げてきていました。


新しく学んだのは7.の手首の角度を作る構え方と、
9.の短めに握るグリップです。


試してみましたがどちらもしっくりくるようです。


ここから質問です。


質問1、

速いサービスを欲しいときは指3本くらいで
握り脱力した状態をイメージして打ちます。


この時も角度を作っておいて構わないのでしょうか?


質問2、

ボールの狙い目ですがジュースコーナーは左下7〜8時、
ジュースセンター、アドコーナーは9〜10時、
アドセンターは右下4時〜5時を目途にしています。
(スタンスはシングルスとエンドの交点です。)


何かアドバイスがありますか?
以上よろしくお願いします。


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


ポーチ命さん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


『サービス解体新書』はかなり細かい部分まで
その人に合った体の使い方を解明しています。


ちょっとしたことでも取り入れるだけで
大きくショットの改善が見込めますので
他の項目もドンドン試してくださいね^^


そして「質問1」についてですが、
基本的には速いサーブを打つときも
手首に角度を作って打ちます。


手首をある程度固定する分、
肘を支点としたサーブが打てますので
どのような球種でも体の使い方は同じです。


また、「質問2」については打点だけではなく、
通過点も意識された方がコントロールが良くなりますよ。


例えば、
ジュースコーナーは左下7〜8時が打点の場合、
通過点を1〜2時と設定された方が振り抜きが良くなります。


それが結果的に正確なフォロースルーにつながりますから、
通過点も意識してコントロールを高めてくださいね^^


では!


スリー
    

--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


私は昔からプロの試合を見るのが好きで、
一時期、色んな選手の打ち方やフォームを
観察していたときがありました。


手首の角度や腕の位置、体の捻り具合など、
選手によって様々で、自分でも色々真似をしては
取り入れられるものを探しましたよ。


でも、必ずしもそれらが自分に合うわけでもなく、
違和感があったり、打ちにくくなったときもありました。


こういう打ち方やフォームから上達を図る上達法は
『経過分析』と呼ばれています。


私自身、プロや上手な人の真似から入ったので、
経過分析が良くないとは思っていませんが、
そればかりだとやはり限界があります。


しかし、
多くのテニススクールやテニス雑誌では、
経過分析での情報ばかりが取り沙汰されています。


やはり、打ち方やフォームを見てもらって、
それを解説した方が教える側は伝えやすいのだと思います。


それはそれで必要なことですが、
それだけだと受け手は頭打ちになってしまいます。


だから、私は体の機能に着目して上達を図る
『機能分析』の大切さを色んなところで発信しています。


筋肉の使い方や運動連鎖によるスイングなど、
見た目では分からない部分を色んなショットを使って
解説してきました。


↓ ↓ ↓

【『機能分析』によるテニス上達法の一覧】


そういう意味では今回質問にもあった「サービス解体新書」は
『経過分析』と『機能分析』の両方の要素を持ち合わせています。


打ち方やフォームを体の機能面から解説しているので、
内容はかなり秀逸です。


私的には世の中の上達法が『経過分析』寄りになっているので、
もっと『機能分析』を広めて、各々で「サービス解体新書」みたいに
両方の考え方をミックスしてもらえればと思っています。


自分の打ち方やフォームに体の機能をどれだけ
取り込めるかが上達のカギではないでしょうか。


このような捉え方が最も早く上達できる方法なので、
ぜひ『経過分析』と『機能分析』の両方を持ち合わせて
練習してくださいね^^

では!

 

スリー

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