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「目の前の勝利」と「未来の勝利」のバランス

 

テニスというスポーツは「対人競技」であり、
「個人競技」でもあります。

 

だから、
自分の力を発揮しつつも、相手の力を封じ込めることが
勝利するにはとても大切な考え方です。


これがどちらかに偏り過ぎると、
この考え方のバランスが取れている
相手に勝つのは難しいです。


でも、
いきなりこのバランスを上手に取って
プレーするのはもっと難しいので、
まずは色々経験を積んでいきましょう。


今回はそんな戦い方についてのお話です。


まずはこちらの質問からご覧ください。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): K
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 10〜15歳
■テニス歴(フリー04): 8年目
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): シングルス派
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Kさんのご質問】


こんにちは。Kです。
いつも記事を読むのを楽しみにしています。


今回は高校生について聞きたいと思います。


自分のテニスを貫けばいいのでしょうか?


歳を重ねる毎に、パワーがつきます。
特に高校生はパワフルに打つことが多く感じます。


そんな高校生と戦うには、
どのようにして戦えばいいのですか?
(自分は中学2年生です。)


自分のテニスは、
攻撃的チェンジオブペースのスタイルです。


自分のテニスを貫けばいいのでしょうか?


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


Kさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


カテゴリーが上の選手と戦い方についてですね。


大人になってしまえば、あまり年齢は関係ありませんが、
ジュニア時代は1年違いで大違いです。


やはり体の成長・発達具合は顕著に現れます。


そうなると、
当然上のカテゴリー選手に勝つのは一苦労です。


でも、
それで自分のテニスを変えてしまうのは
あまりお勧めできません。


中学生の時期は勝利も大切ですが、
どんな相手でも自分の持っている力を出し切って
ベストのプレーを目指すことも大事だからです。


そういう経験が今後の戦いに役立ちますし、
ある程度体格差で負けてしまうのは仕方がありません。


なので、
どんな相手でも自分のテニスが表現できることを
目指しましょう!


いつかKさんも歳を重ねてパワーがついてときに
これらがすべて糧となって自分を助けてくれますよ^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


テニスをする上で難しいところは、
「目の前の勝利」「未来の勝利」のバランスです。


確かに作戦によっては戦い方ひとつで
自分より技術が高い相手にも勝つことができます。


そして、その勝利が自信につながり、
次の勝利を呼び寄せてくれたりします。


だけど、
勝ちにこだわりすぎると
試合で使える技術が磨かれなくなったりもします。


ハッキリ言って、ある程度の相手までは
こちらがミスをしないプレーを心掛けていたら
勝率は上がってきます。


でも、
あるレベルからはそれが通用しなくなるのです。


つなげていたら勝手にミスをして
ポイントを提供してくれる相手なら
その作戦を続けてください。


だけど、そのつなげボールを打ち込んできたり、
急に前に詰めてきてネットプレーでポイントを
奪いにくる相手だとなかなか勝利するのは難しくなります。


そういう相手に対応するためにも
自分のプレースタイルを確立して、
それを磨くことも必要です。


このバランスが
「目の前の勝利」「未来の勝利」
引き寄せることにつながります。


目の前の勝利にこだわりすぎると、
とりあえず勝つためのプレーに頼ってしまい、
自分のプレースタイルを見失ってしまいます。


だからといって、
自分のプレーを貫くことだけに集中しすぎると、
相手のことが置き去りになって、弱点を攻めたりする
戦略が見えてきません。


なので、
理想は自分のプレースタイルをベースにしながらも、
相手を見て、何が有効かを模索することです。


それが上手な人ほど「強い」です。


最終的にはこの「強さ」を手にしてもらいたいので、
成長しながらも目の前の相手を倒す姿勢でプレーしてください。


なかなかこれらに対して正解はありませんが、
試行錯誤しながら色んな経験をしていきましょう^^

では!

 

スリー

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