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その他シコラーの本当の狙いはあなたのミスではなく・・
「シコラー」を倒すのは一苦労ですよね。
どこに打ち込んでも返してくるので
その内こちらがミスしてしまいます。
ちなみに
この図式は小学生の試合でも同じです。
実は昨日、関西ジュニアというジュニアの
大会を見に行ってきました。
教え子がベスト4をかけての試合だったので
朝から会場に向かいました。
対戦相手は何度も戦ったことがあると
親御さんが言っていましたが、なかなか
今まで勝利には結びついていないようです。
実際試合が始まると、
こちらはドンドン打っているのですが
相手は「ポーン」と返してきます。
どれだけ打っても深いところに返ってきます。
でも
こちらが浅いボールを打つと
急に速いボールを打ち込んできたり
ネットに詰めてボレーで決めてきます。
小学生にしてこの完成度の高いテニスには
敵ながらあっぱれでしたね。
教え子は相手の緩いボールに合わせて動いてしまい、
いつもの攻撃的なテニスをさせてもらえません。
だから
急にチャンスボールが来ても足が合わないので
打ち込んだボールは詰まってアウトばかりしていました。
私自身も「シコラーテニス」を学生時代にしていたので
対戦相手の意図がよくわかります。
シコラーがそもそもゆっくりとしたボールを打つのは、
速いペースでプレーをしたくないからです。
速いペースだと攻撃的な選手が有利です。
なので
攻撃させないためには緩いボールを使って
相手のフットワークを遅くさせて、自分のペースに
持っていきたいのです。
相手が無理に攻撃してミスしてくれたらラッキーですが、
シコラーの一番の狙いは、フットワークから生まれる
攻撃的なリズムを崩すことなのです。
その結果、
全体的にはいい試合でしたが
教え子は負けてしまいました。
彼女の課題は自分のリズムでテニスを
することですね。
これがなかなか難しいのですが
ここを自分で考えて乗り越えないと
シコラーテニスに勝つのは難しいです。
ちなみに
私は試合前日のレッスンで
「強気のフットワークが大事だよ」
とアドバイスしていました。
しかしそのときは
「難しくてわからない」という答えが
返ってきました。
この意味を今回の敗戦やこれからの経験で
気付けたとき、彼女はひとつ上のステージに
上がれると思います。
この課題はゆっくりなボールを苦手としている方
全員に言えることなので、もしあなたも「シコラー」が
苦手なら、一緒に取り組んでください。
シコラーの本当の狙いはあなたのミスではなく
あなたのリズムです。
色んな方法であなたのフットワークを
取らせないよう密かに企んでいます。
たまにこちらが「イラっ」とする仕草をしてきたら
その相手は確信犯です。
試合展開、ショット、仕草、・・・
ありとあらゆる方法であなたのリズムを崩し、
足が動かないようにしてきます。
ひとつ私が学生時代に取っている方法を紹介すると、
相手がサービスの場合、私はボールを持っていても
自分がレシーブする位置に行くまでボールを渡しませんでした。
別になんてことない行動ですが
こういう些細なことも自分のペースで
試合を進める手段でした。
当然、プレーとプレーの間は20秒以内という
ルールがあるので、マナー違反ではない範囲で
行わなければなりません。
そういう「間」を使う駆け引きも試合には必要です。
これらもすべて経験なので
色々試す中で、最終的に自分のテニスを
確立してくださいね^^
では!
スリー
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