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オムニコートに必要なこと

 
 
あなたが普段練習されている
サーフェス(コートの種類)は何でしょうか?


ちなみに
私の働いているテニススクールは
砂入り人工芝(オムニ)コートです。


実はそのコートによってあなた自身の
テニスが形成されます。


ハードコートは球足が速いので、
打点が低くて打ち込むショットが
打ちやすいです。


反対に
クレー(土)コートは球足が遅く、
バウンド後に高くボールが跳ねるので
軌道の高いボールを多用するようになります。


では
砂入り人工芝(オムニ)コートは
どうでしょうか?


今回はそんなコートについて
お話しています。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): n
■性別(フリー02): 男性
■テニス歴(フリー04): 約1年半
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): アメブロ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(苗字、名前)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): シングルス派
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【nさんのご質問】


こんにちは!

いつもためになるメルマガ、
ありがとうございます。


今日はサーフェイスについて、
質問させてください。


日本では圧倒的にオムニが多いですが、
海外には(アジアを除き)存在しない
サーフェイスですよね。


この環境で練習や試合をしている日本人が(特にジュニア)、
世界で活躍するのが難しいのは当然の気がするのですが
・・・・・・。


本題は、

現在子供はハードコートで練習しておりますが、
試合となると圧倒的にオムニが多く、どんな球でも
拾いに行くタイプの息子は、ハードと同じ調子で
オムニで突っ込んで拾いに行くと、試合で毎回けがをする、
という調子です。


試合がオムニなので、
やはりそこで結果を出すためには、
普段からオムニで練習するべきなのか。


しかし、
オムニは当てに行くだけで
十分早い球が返せたりするので、
高い技術がつきにくい、などという
話を聞いたことがあります。


いろんなサーフェイスで練習できれば理想的ですが、
そうそう簡単にもいかないので、サーフェイスで
テニスクラブを選ぼうかとも考えています。


どのくらいサーフェイスがジュニア育成に影響を及ぼすか、
スリー様の観点でのご意見をお聞かせ願えればと存じます。


よろしくお願い申し上げます。


--------------ここまで----------------

【スリーの回答】

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nさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


サーフェスについてですね。


あくまでも私の考えですが、
サーフェスが自分のテニスを形成すると
思っています。


ハードコートだと速い展開のテニスになりますし、
クレーコートだと遅い展開のテニスになります。


ちなみにオムニコートだと
ある程度コートにもよりますが、
変化の少ないテニスに順応することになります。


オムニコートは誰でも簡単にプレーできるように
作られているので、バウンドもほどよいです。


つまり
オムニコートは簡単にテニスができることが特徴なので
はじめてテニスをするには最適です。


ただ、
世界では普及されていないコートなので
ハードコートやクレーコートなどの特徴がある
サーフェスでは変化に対応するのが大変かもしれません。


といっても
オムニコートが多い日本でそれを避けるのは
難しいです。


世界に羽ばたく前に、
ある程度日本で活躍する必要があるので
そう考えるとオムニコートでプレーするのは
必要不可欠です。


だから
私はオムニコートがスタンダードで、
ハードコートやクレーコートは「変化」
考えて育成します。


要するに
普段のオムニコートよりボールが速かったり
遅かったりという変化と捉えるのです。


世界にはなかなか体感できないグラスコートという
芝のコートも存在します。


日本でグラスコートはほとんどないので
当然練習できないでしょう。


なので
結局は「対応力」が試されます。


ちょっと話は変わりますが、
たまに「太陽がまぶしかった」とか、
「風がきつかった」という理由を
敗因に挙げる子がいます。


でも
テニスってそもそもそういう
自然との戦いでもあります。


そう考えると
地面も同じですよね。


太陽の光も風の強さも、
地面の違いも全部ひっくるめて
テニスなのです。


その変化に対応できるジュニアを育てたいと
私は考えています。


以上が私の考えです^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ-----------------


実は砂入り人工芝(オムニ)コートは
日本とオーストラリアしか普及していないと
言われています。


それ以外の国では砂入り人工芝(オムニ)コートは
使われていないのです。


砂入り人工芝(オムニ)コートは
足への衝撃を軽減するので疲れにくい分、
ボールのエネルギーも吸収します。


簡単に言うと、
バウンド後にボールの勢いが落ちるのです。


それは一般テニス愛好家にしたら
ラリーが続きやすくなる要因ですが、
世界を目指すジュニアからしたら
海外に存在しないコートという位置づけです。


そういうバックボーンを知った上で
テニスをすると、今まで見えなかった
背景が見えてきます。


日本の場合、テニスのポジションは
「観るスポーツ」というより
「行うスポーツ」です。


それが砂入り人工芝(オムニ)コートの
数に現れています。


昔ハードコートだったのに、
今は砂入り人工芝(オムニ)コートに
変わっている施設って結構多くないですか?


だから反対に、
ジュニアを強化しているテニススクールは
一面だけでもハードコートやクレーコートを用意して
そこで練習させたりします。


それが今の日本テニス界の状況です。


でも
もっと日本にテニスを普及させるには
どうしても若手のスターが必要です。


錦織選手くらいの成績を出せる選手がドンドン
増えたら確実にテニスの認知度は上がります。


だけど
世界で使われていないコートが増えているのです。


どちらかといえば
ジュニア育成に携わっている私たちコーチの問題ですが、
あなたにも知っておいてもらいたいと思ったので
今回記事にしました。


難しいテーマです^^;


では!

スリー



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