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２０１１年３月１１日・・・

すべてはあの日から始まりました。

東日本大震災。

その後襲いかかってきた大津波、
さらには原発事故。

日本はあの大災害から大きな痛手を
負うことになりました。

あれから一年。

私たちはそれでも前も向いて
今日までやってきました。

今自分が思うこと。

それは「前進すること」と「忘れること」の
バランスは難しいということです。

やはり大災害は悲しい出来事なので、
簡単に忘れることはできません。

かといっていつまでも自粛ムードだと、
暗い雰囲気ばかりが漂い、経済も滞ってしまうと、
被災地が復興するパワーがなくなってしまいます。

でも

前を向いて進んでいると後ろが
見えなくなってしまいます。

忘れないと前に進めないけど、
大切なことは忘れてはいけない。

私はこのバランスを保つことが
一番難しかったです。

今回の悲劇から私たちが口にしたあの言葉。

「絆」

きっとこの言葉が今の私たちに必要な何かを
示す神様からのメッセージだと私は感じています。

そのためにも一年前の悲しみを忘れては
いけないのです。

それと同時にどん底から這い上がる
底力も大切です。

だからこそどれだけ苦しいことがあっても、
笑って元気を出してみんなで乗り越えていく
ためには「絆」が必要なのです。

毎日毎日この日を思い出して
悲しまなくてもいいと思います。

でも、

例えば今日の１４時４６分のように、
黙とうを行ったり、テレビ番組で振り返ったりして
みんなの気持ちをひとつにする時間を作るのは
いいと感じています。

せめて３月１１日だけは忘れないで、
毎日を前進してほしい。

私はそう感じています。

改めて、
亡くなられた方々のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。

スリー