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あなたは「ゼロポジション」という言葉を
ご存知でしょうか？

この考え方は巷で言われている
「脱力」について具体的に証明する
画期的な理論です。

今回だけで「脱力」のすべてを解明することは
出来ませんが、ぜひともひとつの知識として
覚えておいてください。

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【Hさんのご質問】

スリー様

なかなかメールを書くのがおっくうな私ですが、
スリーさんのお話で蓄積されてきたイイ気分が
充満してきて書く気になったので、以前から
疑問に思ってたことを質問させていただきます。

こっちがついでみたいになってますが(笑)

正しい打点で地面からの力が無駄なくボールへ伝わった時、
打った感触はどんな風なんでしょうか？

何千球に一回か、何万球に一回か、
あれ？今打った？というような軽い感触で、
びっくりするようなスピードボールが枠内に
キュンッと落ちることがあります。

あれのことでしょうか？

それとも、
下から上がってきた力がグッと球に伝わる感触がある、
あの感じでしょうか？

この文章で伝わるか不安ですが(笑)、
どちらの感触というのでなくていいので、
スリーさんの感触を教えてください。

感触なんて人それぞれかもしれませんが、
イメージするために聞いてみたいと思い、
質問してみました。

よろしくお願いします！

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【スリーの回答】

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Hさん

ご質問ありがとうございます！
スリーです^^

本当にいい当たりと言うのは
極限にボールの抵抗を感じないときです。

「ゼロポジション」という言葉があるのですが、
すべての関節がまったくぶつかり合わないで
スムーズに運動連鎖したことを示します。

だから
感じられたような軽い感覚なのです。

でも
ボールは鋭く伸びていくショットとなります。

なかなかこのような感覚を文章で表現するのは
難しいですが、「自然な運動連鎖」が理想です。

軽く打っただけで簡単にスピードボールが
打てるようになる確率を上げていってくださいね^^

では！

スリー

--------------ここまで----------------

---------------まとめ-----------------

「ゼロポジション」とは本来野球のピッチャーが
オーバースローで投げる際に最も体に負担がかからない
肩と腕の関節部分が真っ直ぐになっている状態を示します。

でも
テニスの色んなショットにもこの理論は
使えると私は考えています。

なかなか
生理学上では証明できませんが、
スイングをしていてちょうど体に抵抗が
かからない腕の位置ってありませんか？

それは

・グリップ
・腕の曲げ方
・打点
・力の入れ具合
・体のバランス

・・・

などなど
色んな要素によって生まれると思いますが、
誰しもほとんど力を入れずにいいショットが
打てたという経験はあるのではないでしょうか。

その要因は
体のどこにも抵抗がかからない要素が
組み合わさっているからです。

もしあなたが、

「もっと力を抜いて！」

「脱力しましょう！」

「力が入り過ぎています！」

というアドバイスを受けても、
いまいちピンとこないのなら、

「体のどこにも抵抗がかからない打ち方」

を目指すのもいいのかもしれません。

この観点でショットを打つと、
ものすごい体が研ぎ澄まされたような
感覚でテニスができます。

「どこにも引っかからない」

そんな感覚でもあります。

ちょっと文章ではわかりずらいので、
インターネットで「ゼロポジション」を
検索してみてください。

なんとなくイメージがつきますよ^^

ほとんどが投球フォームで
解説されていますが、その際の
肩関節と腕の関節のイメージが重要です。

サービスには思いっきり活用しやすいので、
そこから自分なりに色んなショットに派生させて
みてくださいね！

 

では！

 

スリー