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メンタル

勝負強い人の窮地に立たされたときのメンタル


試合観戦は本当に楽しいですね。

 

現在全豪オープンが開催されていますが、
毎日激戦が繰り広げられています。


そんな中、
今回も錦織選手が私たち一般テニスプレーヤーにも
参考になる試合を見せてくれました。



当然、同じようなショットを打ちましょうという意味ではなく、
今回も前回同様メンタル面です。

⇒ 【前回のメンタルについての記事】


ちなみに
前回は錦織選手の全豪オープン1回戦の試合についてでしたが、
今回は2回戦のカルロビッチ選手との戦いから学んだことです。


カルロビッチ選手は200キロを超えるサービスと、
ドンドン前に出てネットプレーでポイントを取るサービス&ボレーヤーです。


しかも、セカンドサービスも200キロ近い速度で打ってくるので、
レシーバーはなかなかブレイクができません。


なので、自分のサービスゲームを落とすことは、
そのままセットを落とすことにつながってしまうので、
かなり1ゲーム1ゲームがシビアになります。


ただ、カルロビッチ選手はあまりストロークが得意ではないので、
他の選手に比べたら比較的キープしやすいです。


ですから、
カルロビッチ選手と対戦したらどちらもなかなかブレイクできないので
そのまま6−6のタイブレークになることが多いと言われています。


そういうこともあって今回の錦織選手との対戦も
2セットが終わった地点では6−3、7−6と
一度はタイブレークに突入しました。


だけど、3セット目以降からカルロビッチ選手の
サービスが冴えに冴えて、錦織選手はまったくブレイクできる気配なく、
3セット目5−7、4セット目も5−7で落としてしまったのです。


こうなると1回戦に続き2回戦もファイナルセットでの決着となりましたが、
お互いサービスのキープ合戦は続きます。


しかし、4−4で錦織選手のサービスゲームの際、
相手にポイントが先行して、あれよあれよと0−40。


正直、ここでブレイクされて4−5になったら
次のゲームはカルロビッチ選手のサービスなので
かなりのピンチです。


しかも、0−40までのポイントの取られ方が弱気で
中途半端なプレーが多かったので、1回戦同様「負けた」と思いました。


でも、1回戦もその状態から奇跡の大逆転があったので、
「この絶対絶命大ピンチからどういうプレーをするのだろう」
という興味が湧きました。


すると、実際そこから粘りのテニスを展開して
15−40、30−40とポイントを積み重ね、
そのままデュースまで追いついたのです。


あとは勢いでそのゲームをキープして5−4リード。


この窮地での強さこそ錦織選手最大の強みだと思いました。


その後はキープが続いてファイナルセットも6−6タイブレークです。


今年の全豪オープンはファイナルセットの6−6は
10点先取のタイブレークになったので、もはや結果は
どうなるのかまったく分かりません。



そしていざタイブレークが始まると

最初は錦織選手がポイントを先行していました。


ただ、途中で流れが変わってしまい、
6−7でそこからカルロビッチ選手のサービス2本という
これまた絶対絶命の大ピンチになったのです。


ここで今までのような強烈なサービス2本打たれたら
6−9でマッチポイントを握られてしまうので、
さすがに逆転はしんどいです。


私のこの試合2回目の「負けた」と思いました。


しかし、この局面で錦織選手のレシーブが良いところに返り、
2ポイント連続取って8−7リードとなったのです。


見ている方はもやは何が起こっているのか分からないくらい
流れが変わっていくのですが、ラスト2ポイントのサービスでの
ポイントをしっかり取って10−7勝利です。


スコアは錦織選手の6−3、7−6、5−7、5−7、7−6という
大激戦でした。



勝った瞬間錦織選手は地面に四つん這いになり、
精根尽き果てた感じでしたよ。


現地で応援している方もテレビに映っていましたが、
泣いて喜んでいる人もいて、その気持ちが分かるくらい
すごい試合だったのです。


インタビューでは錦織選手も「負けてもおかしくない試合」
振り返っていましたが、見ているこちらも同じ感想でした。


だからこそ感動的な試合だったのでしょう。


ちなみに
錦織選手は世界の中でもトップを争うほど勝負強い選手と呼ばれています。


タイブレークやファイナルセットになると
驚異的な勝率を叩き出しているからです。


そんな勝負強さの秘密は何だろうと思い、
錦織選手の試合を毎回注目して見ていますが、
今回はインタビューで試合を振り返っているときの
彼のコメントに注目してみました。



印象的だったのは、

「悪かったことは気にしない」

「タフな試合だったけど楽しかった」

「勝てたのが不思議」


これらを私なりに分析すると、
「どれだけ無心になって目の前の1ポイントに集中できるか」です。


そして、
試合はどうしても勝ち負けにこだわってしまいますが、
どこかで勝負を楽しむことも大事なんだと改めて思いました^^

 

では!

 

 

スリー

 

 

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