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メンタル

二度と戦いたくないと思えるほど相手を完膚なきまでに叩き潰せ


「二度と戦いたくないと思えるほど相手を完膚なきまでに叩き潰せ」

 

ちょっと過激なメッセージですが、
この言葉は私が大学時代、主将を務めていたときに
団体戦で必ず伝えていた試合前の声掛けです。


私たちの大学は戦っているリーグでは選手層が厚く、
優勝候補と呼ばれていました。


だから、
みんなが本来の力を発揮すれば、
必ず優勝できると考えていました。


ただ、ひとつ心配だったのが「油断」です。


自分たちは強いという慢心が、
隙となって相手に付け込まれるという事例はたくさんあります。


しかも、当時二十歳前後の私たちは
精神的にもまだまだ若い部分がありました。


なので、
勝てる実力が油断を生み出す可能性は十分にあったのです。


全力を出して負けるのなら仕方ありませんが、
油断という理由で試合を落とすことが一番後悔しますよね。


ですから団体戦が始まる円陣では必ず
「二度と戦いたくないと思えるほど相手を完膚なきまでに叩き潰せ」
といい続けました。


その結果、
みんな勝てる試合はほとんど6−0や6−1で勝利し、
スコアを付けている部員が「みんな強いな〜」と嬉しそうに
私にスコアブックを見せてくれたのを覚えています。


そう考えると、
これは実際に試合に出ないと分からない感覚ですが、
誰が相手でも本当に1勝するのは大変です。



特に自分と実力が競っている相手から勝利するのは
至難の業です。


それを思い出させてくれたのは、平昌オリンピックで激闘を見せた、
スノーボード男子ハーフパイプの決勝戦での日本の平野歩夢選手と
アメリカのショーン・ホワイト選手との戦いです。


ハーフパイプの決勝戦は3回滑ったベストスコアで競います。


今回は平野選手が2回目にホワイト選手を追い抜く
得点を叩き出して、1位に躍り出ました。


ホワイト選手は2回目を失敗して、
追い込まれた形です。


そして運命の3回目でしたが、
ホワイト選手より先を滑る平野選手は途中で転倒して
結局2回目の得点で結果を待つことになりました。


そんな中、
ホワイト選手は圧巻の滑りで平野選手のスコアを超え、
見事金メダルを勝ち取ったのです。


かなり惜しい戦いでしたが、
もし平野選手が3回目もいい滑りで少しでもホワイト選手に
プレッシャーを与えていたら、結果は違っていたのかもしれません。


元々追い込まれているホワイト選手に更なるプレッシャーを与え、
「心を折る」ことができていたら、結果論にはなりますが
あの圧巻の滑りではなかったのかもしれません。


なぜならメンタルの戦いというのは
「如何に相手の心を折ることができるのか」だからです。


テニスだと、ここで挽回したいと心を引き締めたときに、
相手からサービスエースを取られて心が折れた経験があります。


そうなると、
「この相手には勝てない」という心理が働いて、
一気に集中力が落ちてしまうのです。


心が折れると今まででは考えられないようなミスを
簡単にしてしまいますし、あっという間にポイントを取られてしまいます。


だから、
どれだけ打ち込んでも返してくる「シコラー」と呼ばれる
ミスをしないプレースタイルが存在するのです。


このプレースタイルはミスをしないで勝つというのもありますが、
どこから相手の心を折るというのが目的です。


私も学生時代は「シコラー」でしたが、
相手がどの地点で心が折れたのかが分かるくらい
メンタルに着目してプレーをしていましたよ。


なので、
今回平野選手が大技を繰り広げたのに銀メダルだったことに関して
色んな意見が飛び交っていますが、私は「3回目の滑り」が勝負所だったと
感じています。


でも、それらもすべて結果論であり、
本人にしか分からないことを外野から何を言っても意味がありません。


それに競技者は人生を掛けてすべてを出し切っているので、
私には到底理解できない次元で競技をしています。


そう考えると、私たちはアスリートの素晴らしいパフォーマンスから
色んなことを感じては自分に活かせられることを学び取るしかありませんね^^

 

では!

 

 

スリー

 

 

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