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メンタルギリギリの精神面から見えてきた勝負の分かれ目
2009年の全米オープンテニス男子決勝戦を
覚えていますか?
そのときのカードは大会6連覇を目指す、
スイスのフェデラー選手と、20歳の新鋭、
アルゼンチンのデルポトロ選手でした。
下馬評ではフェデラー選手が優勝すると言われていましたが、
結果は6-3,6-7,6-4,6-7,2-6のフルセットの末、
デルポトロ選手が勝利したのです。
当時、4大大会はビッグ4と呼ばれている、
フェデラー選手、ナダル選手、ジョコビッチ選手、マレー選手の
いずれかが優勝していたので、デルポトロ選手の優勝は世界に
衝撃を与えました。
フェデラー選手は今でも、
「やり直したい試合のひとつ」と表現するほど
悔しかったのだと思います。
しかし、
時は流れ2017年の全米オープンの準々決勝で
再び2人が対戦することとなりました。
フェデラー選手は現在36歳になりましたが、
今年は全豪、全英の2大会で優勝を飾るという
今でも世界のトップ3に君臨する生きるレジェンドです。
一方デルポトロ選手は手首の怪我に苦しみ、
何度も戦線離脱を余儀なくされることになりましたが、
見事カムバックしてフェデラー選手との再戦までこぎつけました。
そんな色んなバックボーンがある2人の対戦だったので、
興味深く観戦していました。
特に注目だったのが
セットカウント1−1で迎えた第3セットです。
お互い好プレーが続き、
タイブレークに突入しました。
でも、
フェデラー選手がスライスやネットプレーを織り交ぜて、
先にセットポイントをつかみました。
しかし、ここ一番になると大きなプレッシャーを感じたのか、
弱気なプレーになってしまい、なかなかセットポイントが取れません。
結局、このセットをデルポトロ選手が1回目のセットポイントで
確実に決め、タイブレークを10−8で奪取しました。
何度もチャンスがあったのに第3セットを取れなかったフェデラー選手は
ここからは完全にデルポトロ選手に飲み込まれてしまい、第4セットは
ブレイクするチャンスがほとんどありませんでした。
そして、
最終的に第4セットを6−4で取ったデルポトロ選手が
フェデラー選手を下し、準決勝に駒を進めたのです。
この試合を見ていて思ったのは、
フェデラー選手でも大事な場面での弱気のプレーが
敗因になるということです。
過去の苦い敗戦があったのもその要因かもしれませんが、
やはりテニスはメンタルが大切なんだと改めて感じました。
当然、あれだけの舞台で戦っている選手の精神面は
計り知れませんが、「弱気は最大の敵」だと改めて実感しました。
そう考えると
テニスに限らず、弱気の自分が出てきたときに
どうやってその邪念を打ち消すことができるのかが
すごく大事だということを感じることができた戦いでした^^
では!
スリー
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