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メンタル分かっているけど上手く自分をコントロールできない
今回の内容は結構長文となりますが、
テニスをする上ではとても大事なことです。
なので、
できれば時間を作ってじっくりご覧ください。
特にメンタルについてお悩みの方には
必要な考え方だと思います。
そのためにもまずはこちらの質問からご覧ください。
質問はジュニアについてですが、
あなたにも役立つ内容になっていますよ。
--------------ここから---------------
■お名前(ニックネーム可)(フリー01): O
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 41〜45歳
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09):
【Oさんのご質問】
お世話になっております。
大変ご無沙汰しております。
また子供のテニスについてご相談させて下さい。
ウチの子(娘)はあまり熱心に練習する方ではなく、
試合に負けても泣いた事がないくらい勝負にのめり込めない性格です。
でも試合に勝てば嬉しがるし負けたらそれなりに悔しそうにはします。
そんな子ですが最近、
公式試合で同じパターンで負け続ける展開が続いています。
決まって最初は3-1、4-2とかでリードするんですが
最終的には相手にまくられて逆転負けというパターンです。
本人も悔しいと思いますが見てるこちらも歯がゆくていたたまれません。
原因はハッキリしてます。
昔、小学生の頃は試合中緊張する事もなく
練習と同じかそれ以上のパフォーマンスを試合で出せてたのが、
高学年、中学生になってから心の成長が影響してるのか試合で
緊張するようになってしまったからです。
緊張が影響するのか長いラリーになると
相手から抜けた攻めごろの力ない球が来たりした時、
力みが出てありえないミスをするのです。
競ってきたり追い上げられてくると、
あきらかにメンタルが原因のミスが途中から増えて負けてしまいます。
なので練習試合では勝てる相手にも公式戦だと勝ちたい気持ちを
上手くコントロール出来ず相手と自分に負けてしまいます。
この様な状態から脱出するにはどうすればいいんだろうと思って
勝ってる子の様子を観察してたら、これしかないと思うことがありました。
それは『声』です。
ウチの子は試合中、ノッテくると打つときにウッ!とかいう事はありますが、
エースを決めたり長いラリーを制してもヨッシャー、とかカモン!とか
自分を励ます言葉を一切言ったことがありません。
いい意味で言えば冷静だとか感情を表に出さないと言われるかもしれませんが、
試合中の娘の態度を見る限りそうではなく、リードしてても不安げな表情をしてたり
自信なさそうで、ミスするとうなだれたり手先の素振りをしたりします。
とても勝ってるたり前向きな選手の態度じゃないのでリードしてても、
あ、これは負けるなと分かるくらいです。
勝ってる子は負けててもやはり
一つのいいプレーをきっかけに声を出して自分を盛り上げ、
プレーの質もどんどん上がっていき勝ち切ってしまします。
そんな緊張状態から脱出するにはいかに自分で自分を
鼓舞できるかにかかってるんじゃないかなと思います。
いいショットが決まったら相手を威圧するようなのは論外ですが、
自分に向かってヨシ!とかカモン!って言ってガッツポーズして
自分で自分を励まして自信をつけてやらないと状態は上がってこないと思うんです。
ただ、ウチの子は性格が温厚というか大人しいのでこれが結構ハードルが高いんですね。
声出そう!と言っても恥ずかしいのもあって試合中声が全然でないです。
何か試合中、声が出せるいい方法はないでしょうか?
鼓舞するフレーズもカモン!やヨシ!以外で
言いやすい言葉とかって何かありますか?
このあたりはスリーさんはどのように指導されてるんでしょうか?
かなり長文になりすみません。
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【スリーの回答】
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Oさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
娘さんの試合におけるメンタルについてですね。
実は同じようなお悩みを保護者さんからよく聞きます。
そして、娘さんと同じくらいのジュニアからも
メンタルについての相談を受けることがあります。
なので、
きっと娘さんもどうにかしたいという気持ちを
心の奥では持っていると思いますよ。
ただ、相談してくるジュニアの試合を見ると、
「やる気があるのかな」と思ってしまうような
戦い方をしていています。
それはつまり、
「分かっているけど上手く自分をコントロールできない」
という状況なんだと感じます。
ちなみに相談してきたジュニアは、
「急に弱気になってしまう」と言っていました。
状況が悪くなると、
マイナス思考が働いてしまうようです。
でも、ちょっと嫌なことがあったら
もっと悪い状況になることを想像するのって
私たち大人でも同じですよね。
ただ、
マイナス思考になっても何一つ良いことがないので、
無理やりでもプラス思考に変換して、これまでやってきた
練習と自分を信じるしかありません。
だから、声を出すのも
「今までやってきた自分を信じろ」という
意味を込めて発すると効果的です。
もし恥ずかしいのなら、
まずは自分に向けてガッツポーズを取ることから
始めてみては如何でしょうか?
片手でガッツポーズを作るだけでも
自分を奮い立たせることができます。
そのためには練習からいいショットが打てたら
ガッツポーズを取る癖を付けたいですね。
その延長上に「声を出して自分を奮い立たせる」があるので、
メンタルトレーニングとしてまずは、ガッツポーズを作る
ことから始めてると、ハードルが低いと思いますよ^^
では!
スリー
--------------ここまで---------------
---------------まとめ----------------
たまに保護者の方と一緒にお子さんの試合を観戦することがありますが、
不利な状況になると、段々やる気がないように見えてきます。
きっと保護者の方は勝ち負けより、
やる気がないように見える態度に疑問を持っているのだと思います。
全力で最後まで戦って負けたのなら
応援している方も嫌な気持ちにならないと思いますが。
足が止まったり、マイナス思考がプレー中に出てくると
見ている方はあまりいい気持ちにはならないのです。
ただ、
不利な状況になったときに足が止まったり、
マイナス思考の顔をしてプレーすることは
大人の方もあるのではないでしょうか。
・大事なポイントを取り損ねたとき
・ダブルスペアが簡単なショットをミスしたとき
・相手のスーパーショットで心が折れそうになったとき
・調子が悪くて自分のプレーができないとき
・相手の微妙なジャッジでやる気を失いそうになったとき
・・・
私は上記の経験をすべてしてきましたよ^^;
そこで思うのですが、
「結局諦めたらそこで終わり」ということです。
不利な状況になったときに、
諦めたらすごく楽になれたりします。
そこから自分を奮い立たせて
形成を逆転するのはかなりのエネルギーが必要だからです。
でも、
それをしないと試合で勝ちきるのは難しいです。
だから、
声を出したりガッツポーズを作ったりして、
折れそうな心を保っています。
それができるかどうかが「メンタルの見せどころ」です。
メンタルが強い人は
折れそうな心を保とうとする精神力があります。
ただこればかりは、
心を保った結果、成功したという経験が必要です。
いい結果につながるかどうか分からないのに、
心を保つ行動をするのは正直大変です。
なので、メンタル強化の入口としては、
「諦めない」という精神を養うことからスタートするのが
一番ではないでしょうか。
これは勝ち負けより大切なことだと
私は考えています。
ですから、私はジュニアや試合経験が少ない人には
勝ち負けより諦めないで最後までプレーすることを伝えています。
この経験はテニス以外にも役立つことなので、
大切にしてもらえれば嬉しいです^^
では!
スリー
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