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メンタル

テニスは精神面が技術に大きく影響するスポーツです


これは昔から疑問だったのですが、
練習だとかなり上手にプレーをする人が、
試合だと別人のように打てなくなったりします。

 

でも、
コーチになってからはその謎が解明しました。


その答えは
「練習と試合の関係性」です。


この部分を飛ばして試合に勝つことだけに注力すると、
普段のプレーができなくなったりします。


実は私自身も自分のプレーができなくなった経験があるので、
今回いただいた質問を踏まえて読み進めてください。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): N
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 46〜50歳
■テニス歴(フリー04): 35年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Nさんのご質問】


メルマガありがとうございます。
参考にしております。


私は昔からフォアの逆クロスが得意だったのですが、
10年前、市民戦のB級でベスト4にはいりました。


次の年度、第一シードになった一回戦。


緊張してフォアがおかしくなりネットまでゴロみたいになったり、
フェンス直撃したり、どうやって打てばいいかわからなくなり惨敗しました。


今は練習によりほぼ解消されましたが、
緩いボールの際、たまになりかけます。


私と同じようなケースはよくあるのでしょうか?


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

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Nさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


第一シードに入るなんてすごいじゃないですか!


ただ、フォアハンドストロークは自由度が高いため、
場合によっては乱れることがあります。


きっとそのときもシードのプレッシャーや、
フォアハンド独特の自由度が悪い方向に働いたのだと思います。


でもそういうときは大抵、
上半身で打とうとしているときに多いです。


実は私も学生時代に同じような状況に悩まされました。


大学テニス部のレギュラーを決める部内戦でした。


勝った方がレギュラーに入れるのですが、
私の相手は普段楽に勝っている相手でした。


だけど、その当時は主将に選ばれたばかりで、
「ここで負けたらレギュラーではないキャプテンになってしまう」
というプレッシャーが襲ってきたことを覚えています。


それがプレーにも影響して、
まったくフォアハンドストロークが打てませんでした。


なので、
一気に0−3までいってしまい、
このままだと負けると思いました。


でもそこからとりあえず足を動かして、
スピードは捨ててフットワークで勝つと切り替えた結果、
逆転勝利することができたのです。


ただ、
その後も後遺症のようにフォアハンドが打てない日々が続き、
3ヶ月くらい調子が戻ってきませんでした。


それでも辛抱強く足を使って下半身から上半身に
力を伝達させて打つことを心掛けていたら調子が戻りました。


それくらい精神面が技術に影響したりします。


特に緩いボールは手打ちを誘発しますので、
そういうときこそ下半身から動かすことを心掛けてください。


精神面も足に影響するので、
フットワーク重視でこれからもプレーしてくださいね^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


テニスに限らず勝負事とは難しいもので、
「勝ちたい」と思うほど自分の力が出せなかったりします。


勝ちたいという気持ちが先行し過ぎると
余計な力が入ったり、自分自身を追い込み過ぎてしまうからです。


だから、
勝ちたいときにどのような心構えで試合に臨めばいいのかは
結構難しかったりするのです。


そういうこともあって、
勝ちを意識すると体が硬くなるので、
直接的に勝ちを意識するのではなく、
間接的に勝ちを意識するようにしていました。


ちなみに私は
「練習してきたことを試す」という心構えで試合をしていました。


例えば、
肩甲骨からテイクバックすることを練習してきたのなら、
それをどれだけ試合でできるかをテーマにするのです。


そうなると、
試合という緊張感がある中で練習してきたことを
発揮する術が段々磨かれていきます。


それはつまり「試合に勝つ」ではなく、
「練習してきたことを試合で出せる力」が向上していくのです。


やはり、
練習してきたことを試合で出せたらポイントが取れますし、
仮にそれで負けても納得がいきます。


でも、
「試合に勝つ」というなかなかコントロールしにくいことを
テーマに挙げてしまうと、練習でやってきたことが薄れてしまい、
そのときの調子次第になってしまうのです。


そうなると、
調子が悪かったら格下の相手にも負けてしまうことがあるので、
練習で積み重ねてきたことをテーマにして勝負したいと思います。

 

「練習がすべても物語る」


この部分がすべてではないでしょうか。


なので、そのときの調子で戦うのではなく、
今までやってきたことで戦ってください。


そしてそのためにも
普段から質の高い練習を心掛けましょう。


試合とは練習の答え合わせみたいなものですから。

 

 

では!

 

 

スリー

 

 

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