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メンタル

セルフジャッジとスポーツマンシップ

 
 
テニスはコート上で行うことですが、
普段の自分が反映されるスポーツです。


目の前のことしか見えなくなって、
周りが見渡せなくなることって誰にでもあると思いますが、
そういうときって最終的にいい結果が待っていません。


だから、
本当に大切なことを見失わないためにも、
ときには自分が何のために頑張っているのか
振り返る時間を作ってみましょう。


そうすることによって
今回お話するようなことが減ってくると思います。


まずはこちらの質問からご覧ください。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): R
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 46〜50歳
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Rさんのご質問】


こんばんは。ご無沙汰しています。


といっても、
毎日更新されるブログは楽しみにしています。


実は非常に不愉快な思いをしたので
お伺いさせてください。


それはセルフジャッジメントのことです。


自分を棚に上げて言いますが、
結構、ルールを勉強していない人が試合に出ています。


先日公式戦ではなく、あるクラブが主催した小さなトーナメントで、
シングルス35歳以上の部の決勝戦進出したときのことなのです。


相手は試合慣れしたある意味図太い女性でした。


が、私のベースライン近くへの深い際どい球は、
ことごとくアウトを取ります。


それも、
彼女が追いつけなかった時やスイングして
ミスしてから今のはアウトだったなどと言うのです。


そのくせ、
私のジャッジメントには抗議してきます。


基本、自分が打った球については相手の判定に委ねるわけで、
よほどのことでない限り、また、自分が一番球に近かった時以外、
そうそう抗議するものではないのですよね?


実際、彼女が打った球が私のアドコートのサイドライン付近に、
フワーと来たので、打ち返す体制で落下を待つとアレイにjust out。


アウトとコールするもno! Continue と叫びながら、
ネットに詰めてくるので、あわてて打ち返すと、
ボレーで返して来ました。


だから、
彼女の頭上をロブで抜くと、
「今のはあなたの判定ミスだからやり直し」と言うのです。


絶対におかしい。あれ、彼女がボレーをきめていたら、
そのままポイントをとっていたことでしょう。ずるいです。


また、40-30と大きな声でコールしてから、
サーブを私が打ち、彼女はミス。


Gameとコールするとデユースだと主張。


今のは30-40だったと言うのです。


だから、
こうでああでとそのゲームの
最初からを説明しても水掛け論。


大会の責任者を呼ぼうかと思いましたが、
もはや、そのズルい女の顔も見るのも嫌で、
試合を放棄しました。


足を痛めたから棄権するというのは表向きで、
もう、本当に1発殴ってやりたかったです。


その思いを試合中にプレーで、
反撃に変えれば良かったのでしょうが、
その時はもう、こいつとやっていたら時間の無駄。
ラケットが腐るという思いで一杯でした。


私の判定には自信はあります。
疑わしい時は相手に有利に判定する
ということもわかっています。


その上で、アウトとコールしています。
が、相手は違います。


このケース、私に落ち度はあったのでしょうか?
また、いかなる場合でも試合放棄は卑怯でしょうか?


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


Rさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


セルフジャッジについてですね、


今回のお話を聞いている限りだと、
私もなかなか見ないような相手だと思います。


聞くだけで腹が立ってきますね。


そういう人はいつか痛い目に合うと思いますので、
Rさんは相手にしないでこれからも純粋に自分のテニスを
磨く努力をしてください。


今回の棄権に関しては、
そんな人を野放しにしている大会にも責任があると思いますので
放棄してもいいのではないでしょうか。


「この試合をする価値がない」
という意思を示したということです。


ただ、レフェリーを呼んで対応してもらうのは
ルール上、OKなので、今後はそんな人が出てきたら
相手にせず、運営者と話し合ってくださいね^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


「セルフジャッジ」って難しいですよね。


自分のサジ加減ひとつで際どいポイントは
得点にも失点にもできます。


そういう側面があるので、
基本、ジャッジが難しいポイントは相手が有利となる
判定をするというスポーツマンシップが存在するのです。


だけど、
みんながそういうジャッジをすればいいのですが、
勝ちにこだわりすぎて、自分にとって有利な判断ばかり
する人も少なからずいます。


私は現役時代、ストロークを深く打っていましたが、
ベースライン上のボールをすべてアウトにしてくる人と
対戦したときは、あえて深く打つのを止めたこともあります。


そのときに
セルフジャッジは相手次第だなと感じました。


そして、
同時にそういう人は大事なことを
見失っていると思いました。


「何のためにテニスをしているのか」


ハッキリ言って、自分の有利なジャッジばかりしていると、
同じようなジャッジを相手にされることもあります。


そうなると、これまで頑張ってきた自分のプレーを
表現し合うのではなく、醜いジャッジのやり合いとなります。


結果的に勝ってもスッキリしないし、
後味も悪くなります。


これってちょっとした子供のケンカですよね。


今まで頑張ってきたRさんは、
そうなるのが嫌で棄権されたのかもしれません。


やはり、
テニスは人間性が見えてくるスポーツです。


だからこそ礼儀とマナーを重んじて、
相手との戦いに挑むべきです。


自分ばかり見ていると、
自分勝手なプレーになってしまいます。


当然勝敗も大事ですが、それよりも
試合終了後に相手を讃え合う握手の方が
価値があると私は考えています。


では!


スリー

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