テニススクール活用法.com > メンタル > なくなっていくものを数えるのではなく・・
メンタルなくなっていくものを数えるのではなく・・
今回は私がレッスンを行っている上で感じている
テニスの可能性についてお話しています。
コーチでなければ見えない部分だと
思いますので、ぜひご覧ください。
まずはこちらのご質問からどうぞ。
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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): R
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 46〜50歳
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): テニス上達法メルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09):
【Rさんのご質問】
こんにちは。
いつも、スリーさんのメールに励まされています。
ありがとうございます。
ところが、もうダメかなっと思う日々で、
スリーさんや他の方のお考えを聞きたく、
メールしました。
やっと、身体を使ったサーブもできるようになって、
エースを期待されるようになり、頭を使った試合組み立てで、
テニスが楽しくて仕方がありませんでした。
2010年からまともにテニスができない状況、
壁にぶつかっても、スリーさんのメールから元気をもらって、
この春には公式トーナメントにてダブルスで優勝しました。
しかしその直後、右肩の肩腱板損傷で手術はまぬがれたものの、
また半年もまったくテニスはできず、医者からもテニスのやりすぎ、
無理しすぎと指摘され、家族からもテニスはもうやめたほうがいいとまで、
言われるしまつ。
決して若くはなくても動けるうちは、
まだ20歳代後半以上の人と戦える自信も気力もあったのですが、
だんだんそれに何の意味があるのかわからなくなってきました。
私の武器は右フォアハンドの攻撃的トップスッピンと、
それで相手を後ろに下げていきなりのアングルへのストップドロップ。
ベースラインのコーナーギリギリに打ち込むショット。
比較的正確に打てるトップスッピンのロビング。
これらを武器にするまで、
個人レッスンで本当に努力しました。
スリーさんの武器を持てというアドバイスどおり、
がんばりました。
だから、年齢など気にならないし、
まだまだ勝ち進めると思っていましたが、
もう限界なのかと思う最近。
守ってチャンスを作って一気に攻める。
獲物を狙って仕留める。
コートに入るとこういうのが気持ち良くて。
でも、
もうエースも取れないサーブ。
守ってばかりのトップスッピンで、
以前のようにできません。
あんなに努力して得た力なのにガラガラ崩れて行きます。
こういう不条理を受け入れて、
新たなものちょっと違ったところに移動するのが
いいのでしょうが、往生際が悪くジタバタしています。
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【スリーの回答】
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Rさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
これまで色んなことがありましたよね。
私もこれまで色んなお話を聞かせていただきましたが、
確かにRさんは頑張りすぎと周りの方から言われるほどの
努力家だと感じています。
だから、
当然体調を壊さない程度ということを前提で
これからも頑張ってもらいたいと思います。
テニスは生涯スポーツと呼ばれるように、
いくつになっても楽しめる数少ない球技のひとつです。
ただ、テニスはたくさん走ったりもするので
若い人の方が有利かもしれません。
でも
勝ち負け関係なく、自分が今できることにチャレンジでして、
新しい可能性に触れることは何物にも代え難い素晴らしいことでは
ないでしょうか。
日常生活ではなかなか自分を見つめ直して
新しいことにトライすることってありませんよね。
しかし、
テニスはそれができるのです。
速いボールでなくても相手の弱点をつけば
ポイントが取れます。
ライジングなどで打つタイミングを変えれば
エースだって取ることができます。
それ以外にもテニスは自分を高めるだけではなく
相手のバランスやタイミングを崩す発想でプレーすれば
やるべきことは無限大です。
相手とネットを挟んでボールを打ち合うスポーツが
テニスなので、「相手を知る」という観点をとことん
追求すると楽しいですよ。
私は結構昔からそういうテニスをしてきたので
ここを追い求めるだけでも十分試合で勝てるようになれます。
なくなっていくものを数えるのではなく、
あるものを数えて、そこから新しい自分を
見出してくださいね!
観点を移動させるもの方法のひとつですから^^
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
私は働いているテニススクールで
4歳から90歳までの幅広い年齢の方々に
レッスンをさせていただいていおります。
これは本当にありがたいことで
私こそ色んなことを学ばせてもらっていると
感じています。
レッスンはテニスを通じてコミュニケーションする
手段なのかなと思うこともあります。
そう考えると
テニスは人と人をつなぐ力も持っているのです。
また、
レッスンは求められていることも
人によって違います。
技術向上、運動不足やストレス解消、健康維持、
仲間づくり、試合で勝つため、新しいことへの挑戦、
・・・
生徒さんの数だけ
テニスに求めているものが存在するのです。
そしてそれらに答えることができる
可能性を秘めているのがテニスの魅力では
ないでしょうか。
少し見方を変えるだけで
全然違う目標を見出してくれるのが
テニスというスポーツです。
例えば、
4歳の小さなジュニアのお子さんと
90歳のシニアの方とでは、取り組む
テニスも目標も違ってきますよね。
だから
同じテニスをしているのにレッスンの内容は
全然違ったりします。
でも
そのとき必要なことに取り組まれているので
目の輝きは年代関係なく同じです。
なので、コート上では「今」を思いっきり
楽しんでもらいたいと考えています。
当然、年代によって過去を踏まえたり、
未来を見据える比率は変わってくると思います。
しかし、それらをひっくるめて
「今できることを頑張る」が一番の
テニスの楽しみ方だと私は感じています。
それに答えてくれるのがテニスですし、
テニスの取り扱い説明書がテニスコーチなので
私もうまく活用してくださいね^^
では!
スリー
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