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メンタル私たちが目指すべき最強のメンタル
現在上映されている「永遠のゼロ」という
太平洋戦争を舞台にした映画を見てきました。
内容はネタバレになるので話しませんが、
非常に考えさせられる作品でした。
原作で有名になった今回の作品だったので
先に書籍を読んでから映画を見に行きました。
この書籍や映画の番宣では「泣ける」という
謳い文句を強調していたので、両方とも見て
その作品の魅力を知りたかったからです。
私は基本的にあまり映画や本で泣くことはありません。
だからこそ
自分がどのような反応をするのか?
また人がどういうポイントに感動するのかに
興味がありました。
そして
いざ奥さんと一緒に映画館に行ってきました。
始まってすぐ隣に座っている奥さんは
泣いていました。
「えっ?」
正直どのポイントで泣いているのかが
わかりませんでしたが、周りの人たちも
ハンカチを持って涙しています。
まるで自分だけがズレているような
孤独感を感じました。
そんなことを考えながらも
話は先に進んでいきます。
自分は本を読む際もひとつひとつ
疑問点や登場人物を調べながらじっくり
読んでいたのに、周りの人の方が入り込んで
映画を楽しんでいることに驚きました。
「あれっ、自分は作品の良さがわかっていないのか?」
自分の感受性を疑いながら、
映画はいよいよクライマックスに
突入しました。
最後は映画館の画面だからこそ
生まれる臨場感と迫力に圧倒されながら
エンドロールを迎えました。
結論から言うと、
私は感動しましたが泣いてはいません。
だけど
奥さんをはじめ、周りのお客さんは
結構目を真っ赤にして涙を拭っていました。
劇場を出て、早速奥さんに
「どこが感動ポイントだった?」と
聞きました。
でも
明確な答えは聞けませんでした。
「全体的によかった」という感想でした。
その後、喫茶店に入って私は自分なりの
良かった点を熱く語っていました。
でも、
どう考えても物語の情報量では私の方が多く、
この作品に対する思い入れも私の方が強かったです。
しかし、
奥さんは涙して、私は泣かずでした。
映画の話は以上です。
さあー、これまでの話を聞いていたら
私が単に感受性が低く、冷たい人間に
なってしまいます。
だけど、
ここからテニスの話に
つながります。
まず、
私はこの「永遠のゼロ」というストーリーに
すごい感銘を受け、かなり感動しているという
前提を頭に入れてください。
それらを踏まえた上で、
結論を言います。
覚えておいてください。
「人は感情が揺さぶられると、いつもと違う反応をする」
ということをです。
・・・
ちょっと説明不足ですが、
この観点があると、ないとでは
これからのあなたのテニスに対する見方が
変わってきます。
人間は感情の生き物です。
感情によって怒ったり笑ったり
泣いたり喜んだりします。
理由なく喜怒哀楽は出てきません。
だけど
この社会において、喜怒哀楽を
うまくコントロールできることが
生きていく術として重要視されています。
子供の頃はそこまで考えませんが、
大人になるにつれて人はこれらの感情を
コントロールしようとします。
辛いときでも笑ったり、
対して嬉しくなくても喜んだりします。
だとしたら
本当の喜怒哀楽はどこに行ったのでしょうか?
答えは簡単です。
無意識に感情を抑えて
我慢しているのです。
だから
我慢しなくていい状況になるほど
人はその封印を解いて感情的になるのです。
ちなみに
映画館という空間は泣いても構わない場所ですし、
そうやって涙を流して感動を表してもらえた方が
作り手も嬉しいです。
よくよく考えたら、
恥ずかしがり屋の私は胸にぐっとくる場面でも
涙が出ないように我慢していました^^;
無意識に入り込まないよう
映画を客観視していたのかも
しれません。
多分、完全な個室でこの映画を
ひとりで見たら違う感想になって
いたのでしょう。
泣かないよう変な意地を張っている私は
まだまだ子供ですね(笑)
でも、私はテニスコーチをしていて
生徒さんが心から喜んで笑顔になる瞬間が
一番好きです。
多分、
全国のほとんどのテニスコーチが
同じ思いです。
また、ミスショットしたり
ゲームで悔しい敗北のときは
悲しい顔になります。
場合によっては、
感情的になってペアを傷付けるような
言動を取ってしまう人もいます。
大人の方でもまるで子供みたいに
感情的な態度を取る人もいるのです。
これは言い方が悪いかもしれませんが、
子供と同じ精神状態です。
そういう人はまだ
テニス社会において子供なのです。
なので
私は技術だけを追い求めるのは
危険だと思います。
技術と共にコート上の精神面も
鍛える必要があるのです。
それを「メンタル強化」と言うのでは
ないでしょうか?
すごく頭はいいけど社会性のない子供は
ちょっと怖いですよね。
精神面も高めている子供を
私たちは理想的だと無意識に考えています。
つまり
喜怒哀楽の感情とうまく付き合える
精神こそが目指すべきメンタルでは
ないでしょうか。
何でもかんでも感情的になるのではなく、
相手や周りのことを気遣って、うまく
喜怒哀楽を使えればと思います。
ちなみに
今回の「永遠のゼロ」での私の感動ポイントは、
昔の人って命をかけて家族や周りの人を気遣って
生きていたんだというところです。
本質は昔も今もテニスも変わりません。
では!
スリー
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