テニススクール活用法.comで、テニスをもっと楽しもう!テニス上達法も充実です!

テニススクール活用法.com > メンタル > 絶対王者である理由

メンタル

絶対王者である理由

 

テニスはテニスでもテーブルテニスの
お話を今回はします。


すなわち卓球ですね^^



先日、卓球の全日本選手権がテレビで放送
されていました。


中学時代、卓球部だったスリーは
つい男子決勝戦を見てしまいました。



対戦カードは

全日本5連覇の水谷選手と
高校生の吉村選手です。


実は卓球の試合を最初から最後まで
すべて見るのは初めてでした。



最近特集で水谷選手がクローズアップされていたのですが、
すごい自信に満ち溢れていたのが印象的でした。




どんな戦い方をするのだろう?




高校生の吉村選手相手に、
絶対王者である水谷選手の勝ち方を
記事にしようと画面にかじりついて
見ていました。



しかし、

試合が始まったら吉村選手が2セットアップです。



卓球は11ポイント先取で1セットで、
先に4セット取った方が勝ちです。
(ちなみにスリーが中学生の頃は21点先取の2セット取りだったような・・・)




あれっ、と思いつつも水谷選手もそこから
2セット連取して2−2の展開。




「おー、さすが絶対王者、そこから一気に取りにいくのか!」


と思いきや、次のセットを落として2−3。




でも次のセットをあっさり取って3−3。




スリーのメモ帳には水谷選手のすごさを観察した欄に、

・揺るがない強さ

・調子悪そうな素振りも駆け引き

・隙がない

・声を出すタイミング

・ミスの次のポイントの取り方


などなど、

記事で何を伝えるのかポイントが結構増えていました。


そして運命のファイナルセット。



10p−7pまで水谷選手はポイントを重ねて、
ついにマッチポイント。



「よし、明日の記事は絶対王者は相手に何をしたらいいのか
わからなくなる状態に追い詰めて勝つ力があるにしよう!」


と水谷選手の勝ちを確信したら・・・



そこから吉村選手の怒涛の攻撃で12p−10p(10−10はデュース)となり、
4−3の大逆転勝利を収めたのです。



・・・



「あれ、絶対王者が負けた。」




水谷選手のすごさを拾い集めていたのに、
最終的に負けてしまったのです。



完全に水谷選手の勝負強さを分析しながら
試合を見ていたのですが、最終的に負けてしまったので、
点と点がつながらなくなってしまったのです。



「こうなったら、吉村選手の大金星の取り方を分析するか・・」



と、吉村選手目線に切り替えようとした瞬間、
予想しなかった映像が飛び込んできたのです。



それは、

試合に負けた水谷選手がうつむいたまま
顔を上げれず泣いているのです。



てっきり、特集ではあれだけ自信満々だったので、
年下の高校生に負けたとしても動じない大人の顔で、


「おめでとう、今日の君は強かったよ」


みたいに紳士っぽく振舞いながら称えると思ったら、
うなだれるように泣いているのです。



その後の記者会見でも、

「悔しいです。ただそれだけで何も考えれないです。」




5連覇してきた日本のトップが、
高校生にまったく何の言い訳もプライドもなく、
事実をしっかり受け止める姿勢。



「今日はちょっとコンディションがうまくいかなかった」

みたいな自分への言い訳のひとつでも言って、自分を守りたく
なるものだ。




絶対王者の本当のすごさ。




スリーは負けた後の水谷選手の姿勢に
【王者の在り方】ではなく、【王者の成り方】
感じました。



勝ったら嬉しい。負けたら悔しい。



この勝負に対する考え方がシンプルであるところに、
彼の本当のすごさを垣間見たような気がします。



「この負けは一生忘れない」



水谷選手の敗戦後のコメントは、
とてつもない悔しさとともに、
ロンドンオリンピックで大活躍する助走のように
聞こえました。




スリー

ご意見・ご質問はコチラのフォームから

【無料メルマガ登録はコチラから】