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「レザーグリップ」と「振動止め」からサーブを考えよう

 
 
私は現役時代はストリングスに付ける
「振動止め」を使っていませんでした。


また、グリップは革でできた
「レザーグリップ」を利用していました。


今はレッスンで無理な打ち方をするときが多いので
振動止めとソフトグリップで体に優しいテニスをしています。


ではなぜ私が現役当時に
振動止めを外し、ちょっと硬くて手に衝撃が
きやすいレザーグリップを利用していたのでしょうか?


今回はサーブのご質問を受けていますので
そこから道具について紐解いていきます。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): M
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 16〜20歳
■テニス歴(フリー04): 4年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): テニス上達法メルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09): 


【Mさんのご質問】


こんばんは


ボールを叩いて曲げるスライスサーブが打てません。


今、というか昔から私の回転サーブは
擦って曲げるサーブです。


何度か叩いて曲げるサーブを挑戦してきましたが出来なくて、
また擦るサーブに戻すを繰り返してきましたが、諦められません。


今一度叩くスライスサーブを教えて頂きたいです。


よろしくお願い致します。


--------------ここまで---------------

【スリーの回答】

--------------ここから---------------


Mさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


叩いて曲がるスライスサーブですね。


私はよくファーストサーブに使いますが、
ボールにスピードがあって、回転でコートに
ねじ込む要素もあるので有効ですよ。


基本的な考え方としては
フラットサーブと曲がるスライスサーブの
間の当て方という感覚です。


曲がるスライスサーブはかなりボールに対して
薄く当てていると思います。


それに対してフラットサーブは
厚く当ててますよね。


その当て方の比率を調整できるようになれば
叩いて曲がるスライスサーブは打てるようになります。


イメージとしては「フラット8:スライス2」という
比率で打つと叩いて曲がるサーブになります。


簡単な練習法としては
「上つき」が有効です。


ラケットでボールを軽くポンポン上に打って
ひとりで続ける練習です。


そのまま打てばフラットの当て方です。


そこに軽く横回転を加えればスライスの当て方です。


この2つの感覚を体に覚え込ませたら、
あとは実際にサーブを打ってみてください。


最初はフラット、その次にスライス。


そうやって完全に分けたら、
あとはその間の当て方を意識して
打つのです。


こんな感じで両極端を先に体感し、
あとはその比率を変えることを練習すれば
色んなサーブを打つことができます。


叩いて曲がるサーブもその中のひとつですよ^^


では!


スリー


--------------ここまで---------------


---------------まとめ----------------


いざ試合になると
練習のときみたいに自分が打ちたいところに
ボールが飛んで行ってくれません。


なぜなら
練習と試合とでは環境も違うし
何より緊張から動きが硬くなります。


それなのに
普段と同様の打ち方に持っていくのは
時間がかかります。


だから
私は「感覚」を頼りにすることを
推奨しています。


打ったときの打感や、
そのときの力加減ですね。


これらは打ち方とは関係ない部分です。


ラケットの扱い方に作用します。


ラケットでボールをどれくらいの
角度や力で打つのかです。


結局テニスは道具を使うスポーツなので
その部分が抜けてしまっては本末転倒です。


だから
今一度ラケットとボールが当たる瞬間の
振動を体で感じ取ってください。


それを察知するのが手のひらです。


そう考えると、振動止めやグリップテープも
時には弊害になります。


振動も止めればいいわけではないですし、
グリップも太ければいいわけでもありません。


振動がこないと、どこでボールが
当たっているのかがわかりませんし、
グリップテープも巻きすぎると
面の向きがつかめなくなります。


だから
私は振動止めを外すことによって
打感を確かめ、硬いレザーグリップを握ることによって
面向きを感じていました。


試合ではそれくらい「感覚」が命だったのです。


とはいえ、
今のラケットはそこまでしなくても打感や面向きを
感じれるように工夫されているので安心してください。


こんな感じで
道具が技術につながったりもしますので、
それらを踏まえて「感覚」を研ぎ澄ました
プレーを心がけてくださいね^^


では!


スリー


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