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ストローク周りも自分も上達できる考え方
これはひとつの考え方ですが、
アドバイスするつもりで人の打ち方を見たら、
結果的に自分に生かせるポイントが見えてきます。
そうなると、人にも自分にもプラスに働く可能性があるので、
視点をまずアドバイスを求めている人に向けてみてください。
今回はそんな人のテニスを見て
自分のテニスにも生かす考え方についてお話します。
まずはこちらの質問からご覧ください。
--------------ここから---------------
■お名前(ニックネーム可)(フリー01): クニさん
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 56〜60歳
■テニス歴(フリー04): 20年くらい
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): その他
■内容を教えてください。(フリー09):
【クニさんのご質問】
スリーさん、今晩は。
大分寒くなって来ましたが
風邪などひかれないよう気をつけましょうね。
夏頃から、サークルメンバーのお父さんが中学生の娘さんを
連れて来るようになり、ストローク練習の相手をしていますが
テニススクールに通っていて結構なボールを打って来ます。
私の練習になってしまってますが、
練習後に小走りで来てピョコンと頭を下げ、「アドバイスお願いします!」と
ニコっとされますが、気になる所はあるのですが、スクールでちゃんとした
コーチに教わっている事もあり「テニスばかりやってないで勉強もしてね」
みたいな関係無い事言って場をとりつくろってます。
前々から疑問に思っていたのですが、
ジュニアでも一流プロでも男子、女子で打ち方が明らかに違いますよね?
女子選手のバックスイングは正面から見ると
ラケットが背中から大きく飛び出してますし、左手は男子選手なら
前から脇を締める引く動きになると思いますが女子選手は体の横に出し、
丁度両手を広げたような形になってからスイングしてますし、
ラケットダウンから面を伏せる動作も女子では見られません。
サークルに顔出しする中学生のYちゃんもまさにこんな打ち方で、
スクールでは男子と女子で違う打ち方を教えているのかな?
女子のプロもこんな打ち方だし
下手なアドバイスは出来ないなと思ったりしてます。
私たち男子と明らかに打ち方が違うのですが感心するのは、
とにかく股関節はしっかり曲がり、足の踏み替え、蹴りなどの
下半身の動きは本当に素晴らしく、体全体を上手く使っているのが分かるので
Yちゃんと打っていると「おお、俺もしっかり股関節使わなきゃ!」
と思わされ逆に勉強になってます。
スクールのコーチ、プロ選手のコーチともにこの男女の打ち方の違いはどう捕らえ、
指導されているのでしょうか?差し支えなかったらご教示頂けると嬉しいです。
--------------ここまで---------------
【スリーの回答】
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クニさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
一気に寒くなりましたので、
お互い体調を崩さないようにテニスを楽しみましょう!
そしてご質問の男女における打ち方の違いについてですが、
基本的には伝え方は同じです。
ただ、同じように伝えても筋力や柔軟性によって
打ち方は変わってきます。
女性の場合、筋力が男性よりも少ないとされているのと、
肩甲骨が柔らかい傾向があると言われています。
そうなると、例えばフォアハンドストロークを打つ際に、
テイクバックをしたらラケットの重さと肩甲骨の柔らかさで
男性より大きく引いてしまうことがあります。
ちなみに
それを抑えるためには下半身の踏ん張りが必要です。
それができるようになると、
大きなスイングでもボールを正しくヒットできるようになるので
もしその子にアドバイスをするのなら、スイングに負けない足腰の強さを
作り上げることですね。
特に、足の裏で地面をしっかり踏みしめては
蹴り上げてもブレない下半身が目標なので、細かく言うと、
足裏で体のブレを抑えられるようになることを目指してもらいたいです。
ちょっと専門的なお話になりましたが、
女性にはこの部分に着手してもらっていますよ^^
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
ちなみに男女関係なく
「股関節」が硬い人は多いと感じています。
なので、股関節をうまく使えるようになれば、
他の人より強力なショットが打てるようになりますよ。
私は20年近くテニスコーチをしてきてたくさんの生徒さんを見てきましたが、
本当に股関節をうまく使えている人は少ないです。
だからこそ着手してもらいたい部分なのです。
そして、人によって股関節の硬さが違うからこそ
打ち方が変わってきます。
正直、かなり股関節が硬い人に
大きく体を捻ることを求めません。
その代わり、大きなスイングをするのが難しいので、
コンパクトな振り方を推奨します。
反対に、
股関節が柔らかい人ならば大きなスイングが可能なので、
できるかぎりダイナミックな動きを推奨します。
当然、最終的には自分の打ちやすいスイングに収まればいいので、
ムリにフォームを変えることはありませんが、選択肢として
大きなスイングでもいいことをお話しますね。
また、股関節が上手に使えることによって
厚いグリップでボールを打つこともできるので、
場合によってはラケットの握り方までアドバイスします。
厚いグリップは全身を使うことによって
より強力なスナップが使えるので体力に自信がある人には
試してもらうこともあります。
やはり全身運動になるので、
全身のバネを使い続けることができる
若い人の方が向いているかもしれませんね。
こんな感じで股関節の硬さだけでも
アドバイスは変わってきます。
ですから、
アドバイスをする側の人は股関節に着目してください。
アドバイスを受ける側の人は股関節を使って
スイングできるようになってください。
理想は両方なので、
できれば股関節を使えるようになって、
そこでよかった経験を他の方に伝えてくださいね^^
では!
スリー
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