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ストロークリスクはクラスや舞台によって変わってきます
最近テニスを始めた友人がサービスについて
こんなことを言っていました。
「サービスって思いっきり打たないとダメじゃないの?」
ちなみに友人は、結構プロの試合を観戦しているので、
テニス経験は1年未満ですが、知識は3年目です(笑)
だけど、
私たちテニスコーチからしたら、初心者クラスの方には、
まずダブルフォルトをしないサービスを打ってもらうことを
目的としています。
そのためには、ゆっくりでもいいので、
正しい体の使い方でボールをコントロールしてもらいたいのです。
正直、5本中1本しか入らない速いファーストサービスは
ダブルフォルトの可能性があるセカンドサービスを
4本も打たないといけないというリスクとして受け止めます。
ただ、
このリスクはクラスや舞台によって変わってきます。
今回はそんな私たちテニスコーチが着目している
「リスク」についてお話していますので、
まずはこちらの質問からご覧ください。
--------------ここから---------------
■お名前(ニックネーム可)(フリー01): K
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 10〜15歳
■テニス歴(フリー04): 9年目
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): シングルス派
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09):
【Kさんのご質問】
スリーさん、こんにちは。
毎日テニスのためになる投稿
ありがとうございます。
そこで質問なのですが、
最近、フォアハンドストロークについて悩んでいます。
その悩みはフラットドライブを意識し、
身体の全体を使い、フルスイングして打ってるんですが、
ボールが直線的ではなく、ループ系になり、ふかしてしまいます。
ボール自体は「ボコっ」といいインパクト音なのですが、
山なりになってしまいがちです。
この「ボコっ」と音を保ちつつ、
直線的なボールを打つにはどうやって打てばいいですか?
もうすぐ、全国大会もあるので焦っています。
長文ではありますが、コメントよろしくお願いします。
--------------ここまで---------------
【スリーの回答】
--------------ここから---------------
Kさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
全国大会が控えているなんてすごいですね。
ちなみにフラットドライブについてですが、
心のどこかで「コートに入れなければ」という
心理が働いているのかもしれません。
そうなると、
どうしてもボールの下からラケットが入って
山なりの軌道になってしまいます。
そうならないためには、
ネットの上に架空ターゲットを作って
そこを狙うと直線的な軌道になりますよ。
例えば、
ネットよりラケット1本分上をターゲットと想定して、
その部分を通すようにボールを打つのです。
ネットよりラケット1本分上を通すには、
直線的な軌道でなければ難しいので
段々フラットドライブが打てるようになりますよ。
打ち方は変えずに、狙う場所を変えるだけなので、
ショットの質も変わりませんのでお勧めですよ!
ぜひ空間にターゲットをイメージして
練習してくださいね^^
では!
スリー
--------------ここまで---------------
---------------まとめ----------------
不思議なもので、
どれだけ練習で直線的なストロークが打てたとしても、
緊張する場面になれば、山なりの軌道になってしまいます。
当たり前ですが、山なりの軌道で打てば、
ネットミスの確率が減るからです。
しかも、軌道をコントロールできれば、
アウトミスの確率も減らすことができるので、
山なりボールでストロークを打つことは
最高のリスクヘッジなのです。
ただ、山なりボールは高く弾むので、
高打点から打ち込んでくる相手には通用しません。
深い山なりボールはさすがに打ち込むのが難しいですが、
ちょっとでも浅くなると、相手によってはチャンスボールとして
ドンドン攻撃してきます。
なので、今回質問をくださったKさんのように、
全国大会に出場するのなら、山なりボールだけでは
相手から主導権を握るのは大変だと思います。
だから、
多少リスクを負ってでも、直線的なボールを打って
攻めなければ、簡単にはポイントを取ることはできません。
これはどちらかと言えば、
技術的なことより、精神面が問われます。
ちなみに私の考え方は、
「あるレベルまではリスクを減らしたプレーの方が勝てる」。
でも、
「あるレベルを超えるとリスクを負わなければ勝てない」。
このことはぜひ知っておいてください。
これらを一般大会で簡単に説明すると、
「初級・中級大会」はミスを少なくすることを
意識した方が勝ちやすです。
だけど、
「上級、オープン大会」はミスが少ない前提で、
相手にプレッシャーを与えるリスクを負った結果、
うまく自分のテニスができた方が勝てます。
私はオープンの大会に出場するのですが、
場合によってはセカンドサービスでもエースを
取りに行くこともありますよ。
しかし、初級大会ではそこまでリスクを負わない方が
勝ちやすいので、セカンドサービスは確実に入れに行きます。
これらはあくまでも目安なので、
最終的には相手や状況によりますが、
すべての人が軌道の低いストロークを
打たなくても良いということが伝わればと思います。
むしろ通用しない相手と戦うまでは、
山なりの軌道を自由自在にコトロールできるようになって、
とことんミスを減らすことに徹した方がトータルでは
勝利数が増えると考えています。
ですから、
「ミスとリスクの比率は舞台によって変わってくる」
ということを覚えておいてくださいね^^
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