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ストローク「基本」ができていなかったらすべてがうまくいかない
「基本は大事」という言葉を聞いたことがあると思いますが、
あなたはどれくらい基本を大切にしていますか?
ちなみに
私はムチャクチャ大切にしています(笑)
ただ、
「基本は大事」ということを本質的に理解しないと
地味でおもしろくないものと捉えられがちです。
なので、今回は基本について詳しくお話しています。
まずはこちらの質問からご覧ください。
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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): koma
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 21〜25歳
■テニス歴(フリー04): 8年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): その他
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09):
【komaさんのご質問】
スリーコーチお世話になっております。
リプルションスイング動画を改めてみて、
両手打ちバックハンドについて3つ疑問が
わきましたので質問させていただきます。
1、フォアハンドでは右半身に軸をつくるということでしたが、
バックハンドでは、左半身に軸をつくって打つと思います。
その際に私は右半身を中心にテイクバックをしていたため、
猫背になるようなテイクバックになってしまっているのかなと自分で思います。
うまく左半身に軸をつくる練習方法やコツ、
注意すべきところがあれば教えて頂けないでしょうか。
2、右半身を軸にしてしまっているから、
体がうまく回らないのかなとも思っています。
フォアではスイング時に左半身を引くことで
右半身がうまく出てくるということなのですが、
両手打ちバックハンドの場合では、
うまく左半身を回す方法はないのでしょうか。
3、走って追いついてバックハンドを打つ際には、
よく右足の膝の角度が90度ぐらいになって、
後ろ足の左足のかかとが浮いたような状態で
ショットを打つのをよく見るのですが、
このショットは右半身で打つような形なのでしょうか。
バックハンドクロスピボットと呼ばれているような状態です。
宜しくお願いいたします。
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【スリーの回答】
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komaさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
両手打ちバックハンドストロークについてですね。
「1」の右利きバックハンドなのに右に軸を作ってしまうのでしたら、
「左足だけでバックハンドを打つ練習」がお勧めです。
左足だけで立って、ボールが飛んできたら
ケンケンで移動して、左足にタメを作ってバックハンドを打つのです。
ロングラリーは難しいので、ショートラリーや
手で投げてもらったボールで練習すると効果的ですので
トライしてみてください。
コツは左足1本でも背筋をピンとして、
姿勢よくラケットを振ることです。
「2」の左半身を回す方法ですが、
「左足から右足へ体重移動」をすることによって
左半身が回ると考えています。
ただ、「1」の左半身でまずはじめに軸を作っておくことが
前提になります。
やはり体重移動というだけあって、
まず最初に左に体重が乗っていないと
右に体重が移動したとは言えません。
この左から右への明確な体重移動が
結果的に左半身を回す原動力となりますので
「1」と「2」はつながっていると考えてください。
そして「3」の右足の膝が90度になって打っている
シーンを見かけるかもしれませんが、これは「2」でお伝えした
体重移動が完了した状態だからです。
ボールを追いかけたとしても、特別なことをしているのではなく、
「1」と「2」でお話していることができたら、
結果的に「3」のような打ち方になります。
これらをまとめると、
komaさんはまず「左半身で軸を作れるようになること」を
最優先にしてください。
それができたら右足に体重移動を行いましょう。
この流れが「3」のようなバックハンドを実現させてくれますので、
まずはどなたか練習相手を探して、左足ケンケンでのバックハンド練習から
取り組んでくださいね^^
では!
スリー
--------------ここまで---------------
---------------まとめ----------------
私はテニススクールでレッスンをしていますが、
「初心者クラス」「初級クラス」「中級クラス」「上級クラス」
のような感じで、レベル別にクラスが設定されています。
大体、どこのスクールもコーチが
生徒さんのプレーを見てクラス分けをするのですが、
私は「基本1」「基本2」「基本3」「基本4」・・・
という基準を自分の中に設けています。
それは色んなショットに基準を設けていて、
今回ご質問を受けたバックハンドストロークにも
基準があります。
例えば、
バックハンドストロークの「基本1」が
今回の回答で出てきた「軸足」だとします。
右利きの軸足は左足なので、
まずはそれができているかどうかを見ます。
軸足をしっかり作ることができていたら、
「基本2」である「体重移動」をレッスンに取り入れます。
そして、
軸足からの体重移動もできるようになれば、
「移動しながら打つ」という「基本3」に入ります。
あとはそこに、
「ラリーで再現」「ゲームで再現」などの負荷が
「基本4」や「基本5」になっていきます。
この基本がどのショットでもこなせる人は
上のクラスに上がってもらっています。
今回挙げた、これら基本は例えであって、
追求すればいくらでもあります。
ただ、ここで言えることは、
『「基本1」ができていなかったらすべてがうまくいかない』
ということです。
今回例えで挙げた「基本1」は「軸足」でしたが、
これが反対だと、それ以降の基本がすべてうまくいきません。
軸足が反対の地点で、
「基本2」の「体重移動」ができませんよね。
なので、
基本を大切にしてください。
技術や道具は変わっても、
体の機能は100年前も今も変わっていないので、
体の使い方という点での基本はある意味絶対です。
だからこそ、
体の機能を重視した『機能分析』の観点で
情報配信を行っていますし、「基本」に着目して
記事やコンテンツを活用していただけると嬉しいです^^
では!
スリー
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【今回の参照テニス上達法】
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