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ストローク「自由が効く」と「自由をコントロールする」は違う
私は色んなテニス上達法を配信していますが、
すべて「基本」から導き出しています。
なぜならば、
「テニスの本質を見失わないため」です。
取り組んでいるスポーツがテニスである以上、
必ずどこかでつながっています。
そのつながりがなくなったら、
一体自分は何を伝えているのかがわからなくなります。
だから、
私は体の機能を有効活用するという
『機能分析』という考え方に軸を置いていますし、
それこそが自分の中のコーチとしての「基本」です。
このような捉え方は
すべてに当てはまる考え方だと思っています。
それを今回はフォアハンドストロークで
お話していますので、まずはこちらの質問をご覧ください。
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■性別は?(フリー01): 女性
■年代は?(フリー02): 41〜45歳
■テニス歴は?(フリー08): 25年
■シングルス派?ダブルス派?(フリー09): ダブルス派
■何かご意見・ご感想などございましたら教えてください。(フリー05):
【ご質問】
私はサーブやボレーやスマッシュやバックハンドは
特に苦手ではないのですが、フォアハンドだけ苦手で、
毎回打点やタイミングがよくわからず簡単にミスしてしまいます。
自分でも不思議なのですが、
これは一体なんなんでしょうか?
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【スリーの回答】
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ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
フォアハンドストロークだけ
簡単にミスをしてしまうのですね。
よく言われるのが、
フォア系のショットは自由が利くから
不安定になりやすいという考え方です。
バックハンドは日常動作ではあまり行わない動きなので
一度打てるようになるとフォームが崩れにくいです。
ただ、フォアハンドボレー、スマッシュ、サービスも
フォア系に入るのですが、これらはすべて基本的には
ノーバウンドで打つショットです。
それらショットに苦手を感じていないのなら、
多分、バウンドするボールに対して自由が利く
フォアハンドが対応できていないのだと考えられます。
なので、
1、バウンドするボールの跳ね方に興味を持つ
2、フォアハンドストロークの打点を確認する
この2つを合致させることに注力してみてください。
バウンドしたあとにフォアハンドストロークの打点で
ボールを捕らえることができれば問題は解決するので
この2つを意識して練習することが必要です。
オススメなのは、
ショートラリーではテイクバックをしないで打点だけ作り、
インパクトだけでボールを飛ばすことから始めるのです。
そこから段々下がることによって距離を取るのですが、
その際に打点の感覚を失わないように、少しずつテイクバックを
大きくしていくのです。
最終的にベースラインまで下がっても
打点の感覚を失わずにボールを打つことができれば
大分フォアハンドストロークは安定しますよ!
基本的な練習ですが、
プロでもこのような打点の確認作業を行いますので、
一度試してみてくださいね^^
では!
スリー
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---------------まとめ----------------
これは何事にも言えることですが、
「自由が利く」のは素晴らしいことですが、
「自由をコントロールする」のは難しいのです。
自由が利けば、色んなことに対応できる分、
何か問題が起きたときに、自分をどうコントロールすれば
解決できるのかが見い出しにくいからです。
ちょっとテニスを横に置いて想像してみてください。
何でもできるのに、それでも問題が起こったら、
自由が効く分、何をすればいいのかがわからなく
なりませんか?
自由な分、ひとつの問題に対して
10個も20個も解決するための選択肢があったら、
どの方法が最良の手段なのかが見えてこないのです。
反対に、
ひとつに問題に対してひとつの解決策しかなかったら
それを行うだけなので、あまり悩むことはありませんよね。
ここでテニスに置き換えると、
バックハンドストロークはそういうイメージのショットです。
利き手ではない側に飛んでくるボールを打つので、
やれることが限られています。
だから
一度コツさえつかんだら、
そこまで調子を落とすことがないのです。
仮に調子を落としたとしても
やれることが少ないので、シンプルな考え方で
練習に取り組めます。
でも、
利き手側であるフォアハンドストロークは
色んなことができてしまうから迷うのです。
なので結論を言うと、
フォアハンドストロークが打てないときは
基本に戻りましょう。
初心者の方が最初に行うような練習をして、
1から自分を見直すのです。
それを進めている内に問題点が出てきます。
問題点がわかったら、
解決に全力を注ぐだけです。
「自由が効く」中で出てきた問題を解決するために、
多くの方は難しいことをしがちですが、そういうときこそ
「自由をコントロールする」ために基本に戻りましょう。
最初に戻れば、自分が今どこにいるのかが見えてきます。
「自由が効く」のですから、
最初に戻るのも自由です。
そのコントロールができるかどうかは、
何事にも言えると本当に感じています。
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【今回の参照テニス上達法】
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