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ストロークフォアハンドのスピンの打ち分けについてです
「背が低い日本人はスピンでコートにねじ込まなければならない」
これはあるトップのプロテニスプレーヤーが
長年世界で戦ってきて出た結論として私に
話してくれました。
結局、海外の選手は長身のため、
腰の位置が私たち日本人に比べ
かなり高いそうです。
だから
フラット系で打ち込んでもコートに
入るそうです。
でも
海外の選手に比べ、そこまで体格に恵まれていない
日本人は、同じことをしていても勝てないというのが
痛いくらい身に染みたそうです。
それが一般プレーヤーの
私たちならなおさらですよね。
私自身も173センチと
平均的な成人男性の身長くらいなので
そう感じています。
そんな中、
今回はトップスピンとフラット系の
ショットについてご質問を受けましたので
お答えしています。
--------------ここから---------------
■お名前(ニックネーム可)(フリー01): Y
■性別(フリー02): 男性
■年代(フリー03): 36〜40歳
■テニス歴(フリー04): 約6年
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): その他
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): シングルス派
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09):
【Yさんのご質問】
こんばんは
今回フォアハンドについて
ご質問させていただきます。
フォアハンドのスピンの打ち分けについてです。
私はフォアハンドはフラット系の直線的な
軽いスピンの効いたボールしか打てません。
ヘビースピンでバウンドして
伸びるボールを打ちたいのです。
ただボールを落とした際には
スピン量の操作は問題ないのですが、
打点を落とさず下がらずにヘビースピンのボールを
打つのは一般レベルでは可能なのでしょうか?
また技術的なアドバイスも
いただければと思います。
どうぞ宜しくお願いします。
ちなみに、
よくテニス中継を見ていると、
解説者の方が◯◯選手はフラット系の
ボールを打つことが多いとか聞きますが、
これは意図的なものなのか?
それとも選手の癖と言った表現がいいのか、
個性のひとつなのでしょうか?
--------------ここまで----------------
【スリーの回答】
--------------ここから----------------
Yさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
ヘビートップスピンについてですね。
これはどこまでをヘビートップスピンと
解釈するのかにもよりますが、バウンド後に
高く跳ね上がることを前提に話を進めていきます。
そうなると、
正直回転量だけでは難しいです。
ボールの軌道によっても
バウンド後の跳ね方は変わってきます。
そう考えると一番理想的な軌道は
放物線(山なり)です。
その形は下から上に向かっていく
軌道ですよね。
その後頂点を達してからまた下に
向かっていき、最終的に地面に到達します。
となると
スタートは下から上への軌道なので
打点は低いところから上に振り抜く方が
高く跳ねるヘビートップスピンになりやすいです。
それと
選手が打つボールについてですが、
これはその選手の特徴ですね。
今までのテニス人生で自分が打ちやすい
ショットがそのショットなのです。
人によってはフラット系のショットの方が
自分に力を発揮しやすい場合もあります。
ちなみに
私は放物線を描いた軌道の方がやりやすかったです。
これは自分にとってここちよいテンポなども
関係しています。
フラット系も打とうとしたら打てますが、
自分がやりやすいテンポではなくなるのです。
選手によって得意なコートが
あるのと同じですね。
「◯◯選手は芝のコートが得意です」と
同じニュアンスだと思ってください。
Yさんも自分にとってどんなショットが
心地良いか、テンポを感じながらテニスをしてみても
いいかもしれませんよ^^
参考になれば嬉しいです。
では!
スリー
--------------ここまで---------------
---------------まとめ-----------------
地面にバウンドしてから高く跳ね上がる
スピンを打つ際に覚えておいてもらいたいことが
今回お話した「軌道」です。
放物線を描く軌道で打ったボールは
例えスピンがかかっていなくても
ボールの特性上、バウンド後に高く
跳ね上がります。
そこにスピンを加えることによって
より高く跳ね上がるのです。
なので
普段から「軌道」を意識して練習してください。
意外に軌道を頭に入れずにストローク練習を
行っている人を良く見かけます。
しかし、
ネットの高さとコートの広さが決まっている限り、
軌道は意識しなければならないのです。
まずネットを越えるためには、
大体地面より1メートル以上高いところを
通さなければなりません。
ネットのセンターの高さが91,4センチあるので
サイドはもう少し高いです。
さらに
自陣のベースラインから相手のベースラインまで
23,77メートルあります。
それ以上の距離が出るように打つと
アウトになります。
この絶対条件の元、
私たちはプレーをしています。
つまり
軌道が最低91,4センチ以上の高さで
23,77メートル以内の距離のショットを
打たなければならないのです。
これらの条件内で安定したショットを打つためには
私は放物線という山なり軌道が理想的だと考えています。
そこにスピンをかけたら
相手は打ちにいし、こちらはラケットを
思いっ切り振り抜けるのでトップスピンは
非常に人気のあるショットなのです。
なので
まずは普段から同じ軌道のボールを打つことに
注力してください。
そしたら今まで見えなかったことが
色々見えてきます。
・自分は普段どんな軌道のショットを打っているのか
・同じ軌道で打つことの難しさ
・どんな軌道が相手に有効なのか
などなど、
着目点を変えるだけで
見える世界が変わってきます。
さらに回転を加えた強力なショットが
打ちたいとお考えなら、私の動画も
参考にしてください。
特に
シングルスで勝つことを考えているのなら
トップスピンは必要不可欠なショットです。
シングルスはダブルスのように前衛がいないので
いかに安定したショットを打ち続けれるかが
勝負を決めます。
ミスが少ないシコラー(つなげるプレーヤー)が
試合に勝ちやすい理由も結局は安定しているからです。
私の動画では攻撃的なスピンと
安定したトップスピンの両方を紹介しているので
軌道が安定したら、次のステージとしてスピンの
使い分けにも挑戦してくださいね^^
↓ ↓ ↓
では!
スリー
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