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ストローク

フェデラーはイースタンフォアで少し腕が伸びている

 
 
ストロークの細かいところと追求した
「ゲイブ・ハラミロの指導法」という
DVDを以前紹介しました。

【ゲイブ・ハラミロの指導法】


このテニス上達法はかなりストロークに必要な要素を
「ここまで教えてくれるのか!」と言ってしまうくらい
丁寧に伝えてくれるオススメのDVDでした。


今回はこの「ゲイブ・ハラミロの指導法」から
質問をお受けしましたのでお答えしています。


ゲイブ・ハラミロ理論に私の機能分析を
織り交ぜた答えになっていますので
ぜひご覧ください。


--------------ここから---------------

■お名前(ニックネーム可)(フリー01): A
■性別(フリー02): 男性
■お問合せ内容を教えてください。(フリー08): 


【Aさんのご質問】


スリーさん、

いつも貴重な・ためになる
情報配信ありがとうございます。


今回質問させて頂くのは、
スイング中の腕の状態(肘の角度)です。


ゲイブのDVD ではレバレッジとして説明していますが、
テークバック(ゲイブではバックスイング)後、
ロックインとなりますが、


一連の動きとなるため、
その時の肘の角度及びインパクトまで
肘の角度は変わらないと。


またセミウエスタンは90度とのこと。


つまり、
テークバックでラケットをかけるようにした
その時の腕の状態(肘の角度)がそのまま
ロックイン、インパクトまで同じであるということで、
よかったでしょうか。


ゲイブの
『フェデラーはイースタンフォアで少し腕が伸びている』 
と言っています。


今までフェデラーが好きなので、
彼を参考にして、少し腕を伸ばし気味の
イメージでインパクトまでしていました。


しかし、
ここ3週間程度忙しく、テニスができない状態で
久しぶりにテニスをすると何か違和感を覚え、
フォアがイメージ通りに打てない・・・


いろいろ試行錯誤し、
再度いろいろ細かいところまで突き詰めて考えていくと
このレバレッジに行き着きました。


一緒にテニスしていた相手も
『少し打点が遠い感じ?』っと言っていました。


実際に私の打っているところを見ているわけではないので、
分からないと思いますが、何かアドバイス頂ければ
大変助かります。


宜しくお願い致します。


--------------ここまで----------------

【スリーの回答】

--------------ここから----------------


Aさん

ご質問ありがとうございます!
スリーです^^


私も最近フォアハンドストロークの
レッスンをしていますが、手首の角度は
すごく大事だと感じています。


ちなみにいきなり結論から言うと、
グリップによって違いますが、手首の角度を保つには
反対側の肩甲骨をどれだけ引けるかだと考えています。


フェデラーみたいに腕を伸ばし気味で打つには
反対の肩甲骨を後ろに引かないと利き腕は前に出ません。


右利きの場合、左肩甲骨を後ろに引くから
右肩甲骨が前に出て腕を伸ばせます。


しかも
フェデラーのように少し薄いグリップなら
手首の角度が少し緩いので、その分ボールを
前に押し出しやすいです。


だから
あれだけのフラットドライブが
打てるのでしょう。


なので
私としては利き手と反対側の肩甲骨を
フォワードスイングの際は引くことを
オススメします。


それが手首の角度を保つ方法であり、
体を自然に使う手段だと思います。


もしお悩みの点と合致するのなら
意識してくださいね^^


では!


スリー


--------------ここまで----------------


---------------まとめ-----------------


プロテニス協会が発行している教本には
グリップと打点の関係が記されています。


簡単に説明すると、

グリップが薄い方が肘を伸ばし、
グリップが厚い方が肘を曲げる。


絶対ではありませんが、
体の構造上、その方が打ちやすいのです。


グリップが薄いとあまり手首を使わないので
手首と腕の角度は大きいです。


だから
腕を伸ばすように打てるのです。


反対にグリップが厚いと手首を使うので
手首と腕の角度が狭いです。


なので
インパクト時は脇を締めるような
腕の使い方になります。


この理屈がグリップと打点の関係です。


また、
肩甲骨は左右両方を入れ替えて使います。



薄いグリップは肩甲骨を
前後に動かすことを意識して
入れ替えをしてください。


また
厚いグリップは左右の肩甲骨が
早く入れ替わることを重視して
動かしてください。


このように
グリップと打点と肩甲骨の使い方がわかれば
自分はどういう打ち方をすればいいのかが見えてきます。


ちょっと文章では難しかもしれませんが、
グリップと打点と肩甲骨の使い方をまずは
覚えておいてください。


また改めて
これらについては触れていきますね^^


では!


スリー



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