テニススクール活用法.com

前回はガットの特性についてお話しました。

⇒ 【「ガットの特性について」の記事】


その結果、大変好評でしたので、
今回はもう少し深堀りしていきますね。


まず、ガットの呼び方ですが、
本来は動物の腸の繊維をより合わせてヒモ状にした
「ナチュラルガット」のことを指します。


それ以外の化学繊維によって作られた
「シンセティック」はストリングと呼ぶのです。


ただ、ガットが総称になっているので、
相手に伝わりやすい呼び方でいいと思いますよ。


ちなみにナチュラルガットは、
現在、牛の腸の繊維を使用しています。


あなたがすでにナチュラルを使ったことがあるのなら
分かると思いますが、打ち心地が良いですよね。


これは前回のガットの特性で出てきた
「マルチフィラメント」のようなマイルドで
ガットに食い付く打球感だとイメージしてください。


ただナチュラルの凄いとことは、マイルドな打球感でありながら、、
こちらも前回記事でお話した「モノフィラメント」のシャープな飛びを
持ち合わせていることです。


シンセティックはナチュラルを目指して作られているので、
モノフィラメントやマルチフィラメントが出てきますが、
ナチュラルはその両方を備えています。


その代わり高価で切れやすいから、
手が出にくいと思われているのがナチュラルです。


だから化学繊維によって作られたシンセティックは
ナチュラルより安価なので、多くの方が使用していますよね。


これらのことを知ったら、
ナチュラルは高いからいきなり除外するのも
考えものだと思いませんか。


多少高価でも、マイルドな打球感とシャープな飛びを
実現できるのなら、ナチュラルも候補に入れてみてはいかがでしょうか。


普段からハードヒットですぐガットが切れるのならお勧めしにくいですが、
ほとんど切れたことがない方なら、耐久性より質を求めてみるのもありですよ。


飛ばないガットなのに、
無理にスイングして、肘や手首に負担が掛かるくらいなら、
マイルドな打球感なのにボールを飛ばしてくれるナチュラルは
怪我の予防にもつながるので、選択肢のひとつに入れてくださいね^^

では！

スリー