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全豪オープンも終わってしまいましたが、
その中であなたに一番参考にしてもらいたい
試合がフェデラー選手対ナダル選手の戦いです。

今回はフェデラー選手の勝利となりましたが、

２人の直接対決の成績は今大会の結果を踏まえても

ナダル選手の２３勝１２敗で、圧倒的に勝ち越しています。





そこにはナダル選手の「作戦」が大きな影響を及ぼしています。





２人はトータルで３５試合の対戦となりましたが、

最初の頃はフェデラー選手の方が勝ち越していました。





でも途中からナダル選手はテレビで見ていても分かるくらい

徹底的にフェデラー選手のバックハンドを狙っていました。





この「バックハンド狙い」から２人の立場は逆転して、

大きくナダル選手が勝ち越すようになったのです。





フェデラー選手といえば、

レーザービームのようなフォアハンドストロークです。





反対に、

バックハンドはシングルハンドなので、

高い打点での強打が難しそうでした。





この私たちにも当てはまりそうな作戦が、

世界のトップでの戦いでも使われているのです。





当然、ナダル選手のような高く跳ねるトップスピンで

バックを狙わないとフェデラー選手のカウンターが飛んで来るので、

誰でも通用する作戦ではありません。





ただ、ナダル選手は自分の特徴である

トップスピンを鍛えたはずです。





つまり、

自分の長所を磨いて、相手の短所を攻撃したのです。





この当たり前のようなことを徹底的にやり続けたからこそ、

ナダル選手の栄光があるのです。





でも今回はそれを封じるテニスをした

フェデラー選手が勝利しました。





ライジングやスライスを上手く使って

ナダル選手のバックへの攻撃をかわしていましたよね。





ただ、今度はナダル選手がまたその上を超える

戦い方を生み出してくるはずです。





この終わりのない戦いがテニスというスポーツを

進化させてくれますし、最大の魅力なのかもしれません^^