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その他外的要因とメンタルについて
全仏オープンを見ていたら、
今大会は非常に雨が多いですね。
錦織選手もこの雨に影響を受けた選手の
ひとりだと思います。
実際、ジョコビッチ選手も屋根などの
会場設備について物申しています。
そんなジョコビッチ選手は雨で何度も試合を
中断させられましたが、それでも最後は勝ち切っている
ところが流石だと感じました。
今回はそんな「外的要因とメンタル」について
お話しております。
まずはこちらの質問からご覧ください。
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■お名前(ニックネーム可)(フリー01): R
■性別(フリー02): 女性
■年代(フリー03): 51〜55歳
■どの記事からのお問い合わせですか?(フリー05): まぐまぐメルマガ
■メルマガやブログへの引用可否(フリー06): 引用可(イニシャル、ニックネーム)
■シングルス派?ダブルス派?(フリー07): どちらも
■お問い合せ内容(フリー08): 質問
■内容を教えてください。(フリー09):
【Rさんのご質問】
こんにちは、スリーさん。
今日はダブルスのペアが試合中、
スランプに陥った時にどう対処したら
良いのかお聞きしたいです。
昨日、チーム対抗戦公式試合がありました。
うちのチームは優勝に近いので負けられません。
が、私の番で負けてしまいました。
風がやたらと強く、27度のカンカン照り。
アン ツー カーのコートも結構、
太陽の照り返しで目がチカチカ。
皆、サングラスをかけて、
私も嫌だったけれど、かなり目にくるのでかけました。
序盤は、リードしていましたが、
前々日に張り替えたストリングスの調子が、
今一歩で、思うように飛びません。
同じ店で同じストリング、同じテンションを頼んだのに、
飛び、コントロールが、違うのです。
まあ、今回驚いたのは、
ラケットのフレームを3箇所も傷つけられて、
1箇所は塗装が2センチも剥がれていました。
おそらくバイトにやらせたに違いない。
テンションだって、結構きつ目に張られた可能性もあり。
もー、下手クソと思って文句を言っても
もう張り替え直しは怖くてしたくなかったので、
何とかなると思い、そのまま試合へ。
が、どうもうまくいきませんでした。
強風、ストリングスのせいにするのは愚の骨頂だと、
いろいろ作戦もたて試みました。
サーブ&ボレー、レシーブ&ボレーは思いのほか成功率は高かったのですが、
得意なはずのロビング、アングルがことごと、失敗。
風を計算しても、コントロール不能。
そうなると、
メンタルはガラガラ音をたてて崩れて行くのです。
うそでしょ!そんなわけはない!
あれが、アウトするわけはない。
もうあれほど、自分に腹が立ったことはないくらいイラつきました。
ラケットにあたったことはないのに、
投げつけたかったし、後ろのフェンスを蹴りました。
このストリングスのせいだ!こんなもん!と、
ゴミ箱に捨てたかったです。
もう一本のラケットはポリエステルで張っているので、
絶対に強風では打ち負けると完全に拒否。
なぜ使ってみなかったのか自分でもわかりません。
とにかく冷静さを失っていました。
パートナーが怖かったし、
毎回、come on ,come onと言われ、
打つ時にもいちいち何かを言ってくるのです。
こう打て、ああ打てと毎回指図され、
余計ナーバスになり、こんがらがってしまいました。
挙句には私が打つべきバックを私側まで入ってきて、
打つのでもう陣形が乱れ、その立て直しに必死でした。
彼女の気持ちはわかります。
スランプに陥ってイージーミスを連発する
パートナーにハラハラなのは。
それで彼女自身もミスをするのですから、
もうバタバタでした。
ただ、いちいち試合中、
打ち方を指図されると余計イラつきました。
でも、2セットめは、サービスエースやパッシングショットで、
私なりに立ち直り始め、6-4で抑えたのです。
でも、3セットめ、5-4で相手アドバンテージで、
スマッシュを失敗。
タイブレークに持ち込んだものの負けました。
私がスマッシュを失敗した時、
明らかにパートナーは、もうどうするのよ!
あなたのせいよと、言葉にはしないまでも、
目と態度がそう言っていて、本当に身体が硬直状態でした。
自分でも、ああ、スマッシュさえ失敗しなければ、
デユースに持ち込めば、、、、と、ずっと引きずってしまって悔しさ倍増。
これで皆に迷惑をかけるなどいろんなことがグルグル。
戦力外のレッテルを貼られるー。
もう、試合中泣きたかったです。
こういう試合中、落ち込み、
調子を崩したパートナーにかける最良の言葉って、
どういう言葉でしょうか?
また、下手なストリンガーのおかげで、
ラケットが使えなくなることってありますか?
昨年、買えかえたばかりです。
--------------ここまで---------------
【スリーの回答】
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Rさん
ご質問ありがとうございます!
スリーです^^
色んな条件で大変な試合だったようですね。
でも、正直私も同じようなことはありますよ。
合わないストリングスや思いも寄らないポイントでのミス、
さらには過去のミスを引きずりながらのプレー・・・
頭が真っ白になって、エンドチェンジでもないのに
ベンチに座ったこともあります。
だけど、
それが試合なのかなと私自身は感じています。
普段のプレーができない歯がゆさや、
他の人の期待を背負って戦い大変さ。
これは永遠のテーマかもしれませんね。
そう考えると、
「すべてを受け入れて前に進む」という
マインドでいられるかだと思います。
試合は不安定なものなので、
何が起きるかわかりません。
雨が降ってきて中断したり、
日没でサスペンデッドゲームになったりもします。
ペアがスランプもその内のひとつです。
でも、
自分がコントロールできることは限られているので、
結局は自分ができることをやるだけなのです。
そのときに外に目を向けたらしんどくなりますよ。
外的要因で自分に負担がかかっているときこそ、
あえて自分に集中しましょう。
ペアもそれを見て調子が上がってくるかもしれませんし、
自分がやれることをやる以外、行うことはないように感じます。
「今あるすべてで自分ができることを全力でやる」
ちょっと抽象的かもしれませんが、
考えついた答えはそれしか出てきません。
あまりお役に立てるメッセージではないかもしれませんが、
周りが気になるときは、自分にフォーカスして、自分の調子が
良くないときは周りを見ましょう。
この切り替えが結果的に自分の力を最大限に
出すことが出来る方法だと私は考えています^^
では!
スリー
--------------ここまで---------------
---------------まとめ----------------
世の中で、一番コントロールできることって
「自分自身」だと私は考えています。
それ以外のことは何が起きるかわかりませんし、
他人をコントロールすることもできません。
そのことは、大学時代にテニス部の主将を任されたり、
テニススクールでヘッドコーチの仕事をしたりして
わかりました。
「結局自分次第なんだな」
こう思えるようになってからは
誰よりも努力して、結果を出すことによって
みんなに認めてもらえるようになることを目指しました。
そういう考え方になってからは、
ダブルスペアを責めることがなくなりました。
ただ、今回のRさんのように
ペアから責められたら困りますが^^;
それでも自分ができることって限られているので、
今自分ができることを精一杯行うしかありません。
結局、全力で取り組むことが
どのような結果でも自分が後悔しない
唯一の手段だと思います。
「失敗してもいいけど後悔はしたくない」
このマインドが自分のすべてを支えていると感じています。
と言いながらも、
人のせいにしたり、後悔することもたくさんあります。
そんな自分と毎日向き合いながら
前に進んで行くしか成長できないのかもしれませんね。
でもそこには、
確実に今までとは違う自分になれるヒントが
隠されているので、嬉しいことも辛いことも
全部ひっくるめて「自分なんだ」と受け止めていきましょう^^
では!
スリー
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