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その他過去と現在が未来を変える
今日で東日本大震災から丸３年が経ちました。
人それぞれ色んな形で
向き合った３年間だったと思いますが、
今尚仮設や被災地復興の遅れ、
福島の原発問題や再発防止策・・・
などなど
他にも問題は山済みです。
だからと言って自分は何かしたのかと
問われたら答えに詰まります。
それらすべてが今の現状となって
現れているからです。
当然政府の動きが遅いのも要因かもしれませんが、
それだけが原因ではないはずです。
実際に３年たった今、取りざされている問題として、
「風化」というキーワードが出てくるようになりました。
忘れ去られていくあの悲劇。
それを危惧する意味合いを込めた
キーワードです。
私は阪神淡路大震災でそこまで
大きな被害を受けませんでしたが
あの大きな揺れを経験しました。
そこから段々時が流れるにつれて
復興と風化も肌で感じました。
復興するから新しい気持ちになり、
風化するから過去を忘れることができる。
でも
あのときと決定的に違うのは
復興が遅れていることです。
けれども
風化は阪神淡路大震災同じくらいの
速度で進んでいます。
そしてそれらは私たちの心にも
及んできます。
人に優しくなろうと思った気持ち
絆の大切さを実感した気持ち
生かされていることに気付いた気持ち
・・・
それ以外にもあのとき感じた
色んな気持ちがゆっくりと薄れていきます。
その延長上に復興の遅れが影響していると
私は感じています。
ですが、
過去に囚われ過ぎると
何もできなくなります。
このバランスはすごく難しいです。
だから
せめて振り返るべき今日のような日だけは
誰もが過去にこだわってもいいと思います。
これは悲しい過去だけではなく
誰かが生まれた喜ばし記念日にも
同じことが言えます。
私は普段から
「今自分ができることを頑張りましょう」と
お話していますが、その日だけは思いっきり
後ろを振り向くのです。
そしてそのときに感じた気持ちを大切にして
また前を向いて歩いていくのです。
復興もきっと
今日という日に過去を振り返ることが
大切なのです。
過去と現在が未来を変える。
ちなみに、自分の大切な人の命日に
誰かがお墓に花を添えてくれていたら
私はすごく嬉しくなります。
誰かが覚えてくれている
という感情です。
今日という日がそんな気持ちに満ち溢れた日になれば
日本はもっといい国になると信じています。
そして最後になりましたが、
亡くなられた方々のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。
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