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ひとりでは何もできない

 
 
私は大学を卒業するときに
大きく3つのことを学ぶことができたと
振り返ったことを覚えています。


そのひとつが、

「ひとりでは何もできない」ということです。


大学時代はテニス部に入り、
周りの友人が楽しそうにキャンパスライフを
満喫している間、ずっとテニスコートにいました。


授業もジャージでしたし、
お昼休みさえも「昼練」に参加していました。


雑誌もファッション雑誌ではなく
テニス雑誌を愛読していました。


アルバイトも飲食店などの
同世代が多いものではなく
学生テニスコーチをしていました。


また大学って日によっては授業がなかったり、
参加しなくてもテストさえ出たら単位が取れる
教科があったのですが、部活があるので
毎日大学に通っていました。


電車で1時間30分かかりましたが、
テニスノートを書いたりテニス雑誌を読んでいたら
あっという間でした。


そんなテニス漬けの日々が
私の学生生活です。


そこまで没頭できたのは、
団体戦で上のリーグに昇格することが
目標だったからです。


個人戦も当然大事でしたが、
大学は団体戦が一番である傾向があります。


私たちテニス部も年に1度しかない
リーグ戦という団体戦で勝利して
上のリーグにいくために頑張っていました。


ちなみに私は3回生のとき、
キャプテンに選ばれました。


そしてみんなで力を合わせて
念願だった昇格を達成したのです。


そこで学んだことが、

「ひとりでは何もできない」です。


私の大学テニス部は40校もの大学の中から
たった1校しか上のリーグに上がれない
地獄リーグに属していました。


私が入学する何年も前からずっと
地獄リーグを抜け出せずにいたのです。


でも、
その地獄リーグから這い上がれたのはまさに
「ひとりでは何もできない」を乗り越えたからです。


私たちチームは完全に役割を分担できていました。


主務、会計、コート管理などの役職もありましたが、
そういう形式な分担だけではありません。


細かいところに気がつく人、
大雑把だけどムードメーカー、
穏やかな癒し系、

・・・


そんな性格によって生み出す力もチームには
必要でした。


また、
団体戦には試合に出る「レギュラー」
試合に出ることができない「非レギュラー」
決めなくてはなりません。


当然「レギュラー」
試合に出て頑張らなくてはなりませんが、
応援やボール拾いを一生懸命頑張ってくれた
「非レギュラー」がいたことが何よりも心強かったです。


そんなたくさんの力がひとつになって
私たちは悲願の昇格を達成しました。


今はもう思い出ですが、
昨日はその当時、共に戦ってきた
大学時代のテニス部メンバーで
テニス&バーベキューをしてきました。


そこには学年もレギュラーも非レギュラーも
関係ありません。


一言でいえば仲間ですね。


仕事や用事などで
みんなが集まることはできませんが、
もう何年も恒例でやっています。


買い出しをしてくれる人、
コートを予約してくれる人、
バーベキューの準備をしてくれる人、
その場を盛り上げてくれる人、
洗い物を率先してやってくれる人、


・・・


バーベキューもみんなでやるから
楽しいですよね。


きっと何事にも言えることなのです。


テニスだってそうです。


ひとりで色々考えるだけではなく、
周りの人からも色々学んだり力を借りることによって、
よりテニスを楽しむことができたりします。


うまくいっていないときは
全部自分ひとりで何とかしようと
しているときだと思いませんか?


そんなときは周りの人に頼ってください。


ひとりでは結局何もできないのですから^^


では!

スリー


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