テニススクール活用法.com > その他 > 人が本当に進化をするとき
その他人が本当に進化をするとき
私は今回の
第3回ワールドベースボールクラシックを
ある観点からずっと注目していました。
テニスではなく野球の国際大会ですが、
私にとってはすごく勉強になりました。
といっても、
技術的な要素ではありません。
私が注目していた点。
それは、
「監督」の立場です。
野球のトップは監督です。
私自身、大学では主将を、
テニススクールではヘッドコーチや
支配人を経験してきました。
なので
トップの大変さは痛いくらい
よくわかります。
しかも今回は世界レベルですから
想像絶する難しさがあったのでしょう。
でも結果が全てですし、
責任もトップが負わなければなりません。
そういう視点で過去の2大会も含め
見てきましたが、今回はちょっと心配して
いました。
それは、
1,監督の決め方が消去法
2,監督の力量
3,コーチ陣の力量
この3点に疑問を感じていました。
まず今回は3連覇がかかっているし、
前回が劇的な優勝だったので誰も監督を
やりたがりませんでした。
なので、
監督もコーチ陣も現役で指導している
人が少ない分、手探りでのチーム作りが
予想できました。
そんな状態でどういうチームを作るのかに
注目していました。
こんな言い方をすると失礼かもしれませんが、
力がないのに優勝という結果を出すのは
並大抵のことではありません。
そういう意味では今回のベスト4という結果は
予想の範囲内でした。
ただ、
一番辛いのはそんな中で頑張った
選手たちです。
今回は走塁ミスで1人の選手が
責任を背負い込む形になってしまいました。
でも
今回の走塁ミスはたまたまではなく
必然だと私は考えています。
今回のチームに足りない何かが
目に見える形となって現れたのです。
私はトップの立場にいる機会が多かったので
言い切れますが、あのミスはトップの責任です。
当然、
ミスをした当事者も何かしら原因はあるかもしれません。
しかし、
チーム作りの中で足りなかった何かが
今回の「ミス」という形となって現れただけです。
トップの仕事とは本当に繊細で
難しいのです。
・コミュニケーション
・作戦
・しゃべり方
・モチベーション
・技術
・選手選定
・・・
監督が選手の前でしゃべるときの
声のトーンや表情、どんな言葉を選ぶべきかなどを
意図的に発信し、結果に向わなければなりません。
そんな結果に対して
何かが足りなかったのでしょう。
その足りない何かが
今回のミスとなって現れたのです。
と言っても
今回は誰もいないから勇気を出して
監督やコーチを引き受けた首脳陣たちを
責めるつもりはありません。
当然、
選手を責めることもありません。
大切なのは
今回の負けをどう次に生かすかです。
今回の経験から何が足りなかったのかを
冷静に分析して、次につなげる以外ありません。
そこで人のせいにしたり、
見当違いの分析をすると次も
同じ失敗をしてしまいます。
これはテニスでも同じですよね。
負けてもいいのです。
それより
負けから色んなことを学び、
次に生かす行動を取ることで
人は成長できます。
この道理は
テニスでも野球でもアマチュアでもプロでも
同じです。
本当の進化は負けたときから始まります。
どんなことでも
ダメだったときを大切にしてください。
本当の失敗はミスしたときではありません。
本当の失敗とはやるべきときに
「何もしない」ことです。
私は今後の侍ジャパンを注目しながらも、
テニス界の発展を考えて行動していきます。
それが今回頑張った姿を見せてくれた
侍ジャパンへの私なりの敬意です。
では!
スリー
今月の商品購入者さんへの特典プレゼントはコチラから!
ご意見・ご質問はコチラのフォームから
【無料メルマガ登録はコチラから】