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メンタル

気持ちが切れて精神面を立て直せないと感じたときは・・


先日行われた全仏オープンの2回戦である
錦織圭選手とフランスのブノア・ペール選手との対戦を観戦しました。

 

ペール選手といえば、錦織選手が全米で準優勝した次の年の
1回戦で対戦した相手です。


そのときに錦織選手がまさかの敗戦となり、
日本でも一気に有名となりました。


しかも、そのあとすぐ行われた楽天オープンでも
錦織選手がペール選手に負けてしまったので
私もそのときのことをよく覚えています。


「とにかく何をしてくるのか分からないプレー」


この戦い方は今回も同じでしたね。


特に際立ったのが
ドロップショット(ネット際に落とすショット)を使うタイミングです。


今まで見たことがないようなタイミングでドロップショットを
連発してきたので、それで随分錦織選手はペースを乱されていました。


1セット目は取りましたが、2セット目と3セット目を取られたので、
正直「このままだと負けるかも」と思いましたよ。


それだけペール選手は相手のペースをかき乱すのが上手なのでしょう。


だけど、
第4セットから錦織選手は切り替えて、
もう一度自分のペースに持って行きました。


それまではフォアハンドストロークの調子が悪かったのですが、
丁寧に深いところにコントロールして、自分のテンポでプレーしていたと思います。


また、第1セットでは有効だった「相手へのフォア狙い」には固執せず、
あえてペール選手が得意なバックハンドストロークの打ち合いにも挑み、
段々いつものテニスに戻していった感じです。


そういう戦い方を見ていると、
「相手のペースや勢い」という理屈ではない部分と戦うのではなく、
冷静に「今どのようなプレーが勝ちにつながるのか」という戦術面で
勝ちを手繰り寄せる力が錦織選手のファイナルセットの強さなんだと
改めて実感しました。


なのでもし相手の勢いに押し切られてしまい、
段々弱気なプレーになって、精神面で負けてしまうのなら、
戦術面だけを考えてください。


気持ちだけでどうにかしようとすると、
その負荷に耐えられないと自分のテニスができなくなって
負けてしまうことはよくあります。(私も多々経験済み)


もし強靭なメンタルを持ち合わせていて、
外的要因などに影響されない自信があるのなら、
勢いと気持ちで自分のテニスを貫きましょう。


だけど、つい負けを想像してしまったり、
ペアの顔色や周りの目を気にしてしまったりするのなら、
戦術だけにフォーカスした方が精神面は落ち着きますよ。


自分の気持ちに問い掛けるのではなく、
今起きている状況に問い掛けるのです。


「今自分の一番調子の良いショットは何なのか?」

「どういうショットを相手は嫌っているのか?」

「相手を崩す組み立てができているのか?」


・・・



こんな感じで「強気」や「攻めの姿勢」という精神的な部分ではなく、
戦術的なことだけを考えるのです。


それが結果的に精神面を立て直してくれたりするので、
気持ちが上がってこないときは、戦い方を考えてみてください^^

では!

 

 

スリー

 

 

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