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「レディースの戦い方」について今週はお話ていますが、
前回はダブルスの前衛についてお話ししました。

⇒ 【「ダブルス前衛としてやるべきこと」の記事】


その際に前衛のやるべきことをお伝えしたのですが、
アンケートを取ったら「前衛が苦手」という意見が多かったので、
今回はもう少し具体的なお話をしていきます。


きっと、女子ダブルスだけではなく、
すべてのダブルスプレーヤーのお役に立つ内容ですので、
うまく活用してくださいね。


ちなみに、
ダブルスの前衛はいきなりネットの前に立つことができるので、
チャンスボールが飛んできたらポイントが取りやすいです。


ただ、相手もわざわざネット付近に立っている人に
打たないですよね。


相手のレベルが上がるにつれて、
ほとんど前衛にボールは飛んできません。


そうなると、前衛自らが動いてボレー（ポーチ）を
決めに行かないと、ポイントは取れないのです。


そこで前回お伝えした後衛との連携が必要となってきますが、
それでもなかなか動き出せないのが現実ではないでしょうか。


なので、
前回は地面を踏み切る筋力がある男性の方がポーチに出やすい
というお話しをしましたが、「ポーチに出るタイミング」が悪いと、
なかなかスタートは切れません。


逆を言えば、
筋力がない女性でも「ポーチに出るタイミング」が良ければ、
前衛でポイントを積み重ねることができます。


では、どうすれば絶妙なタイミングで
ポーチに出られるのかを考えていきましょう。


私が見ている限りだと、
ボールが飛んできてからポーチに出ている前衛の方が多いように感じますが、
それだとボールに触ることができても、決めることはできません。


ボレーは踏み込んで打たないとパワーが出ないので、
触るだけだとかえって相手の逆襲に遭うだけです。


基本的にポーチに出るからには、
一本で決めることが鉄則だと思えておいてください。


ポーチはペアの打つコースに入って打つので、
こちらの陣形が崩れるリスクがあるからです。


そういう背景があるので、
「相手がスイングに入ったらこちらは動き出す」という
タイミングでポーチに出ることを目指しましょう。


コツはボールが飛んできてからではなく、
相手が打つ直前に動き出すことがポイントです。


相手も打つ方向を決めてボールに向かってスイングしているのに、
途中でコースを変えることはできません。


この絶妙なタイミングで動き出すことが前衛の良し悪しを決めます。


正直、この部分を追及しない限り、
前衛で上達することは難しいです。


特に、男性は筋力で遠くまで飛び出して決めることができますが、
それが難しい女性は、より動き出しのタイミングが要求されます。


ですから、
徹底的に相手がスイングに入る瞬間に目をやり、
それに合わせて動き出せる練習を行ってください。


私は『ダブルス前衛の仕事』というレッスン動画を出しているので、
もし映像で学びたいのなら、こちらも参考にしてくださいね^^


では！

スリー