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私は戦術とは物語のようなものだと
考えています。

 

例えば
ダブルスの平行陣でのポイントの取り方ですが
ただ前に出ていけばいいという訳ではありません。

ちゃんとしたシナリオがあって
それに沿ったプレーを行うことが
得点に結びつくのです。

今回はそんなダブルス平行陣についてです。

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【Mさんのご質問】

こんばんは

平行陣についてお願いします。

以前にもお聞きしたことがありますが、
平行陣がどうも苦手です。

それでも反応という部分では前よりはスプリットステップも
出来てうまくなったかなと感じていますが、ネットしてしまったり
球が浮いたりなどなかなかポイントに繋がらないです。

なので
今度スリーさんの平行陣のダブルス後衛の
動画を購入しようかなと検討しています。

しかし
後衛だけでなく前衛でもパニックになってしまう時があるので
平行陣という陣形でのコツがあれば教えて頂きたいです。

よろしくお願い致します。

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【スリーの回答】

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Mさん

ご質問ありがとうございます！
スリーです^^

平行陣についてですね。

基本的に雁行陣でも平行陣でも
ダブルスは最終的に前衛を活かすことを
目標にしてください。

せっかくネットに最初から詰めている
前衛がいるのですから、そこを使わない
手はないです。

平行陣はそれをボレーで行う陣形です。

ボレーという展開の早いショットを駆使して
相手を追い込み、チャンスを前衛が決めるという
形が理想ですね。

しかも、平行陣は２人で前に詰めるので
相手にプレッシャーを与えることができますし、
時間的猶予を与えないのも特徴です。

簡単に言えば、
相手を焦らせればいいのです。

なので
技術的なことだけではなく
精神的な部分も作用するのが平行陣なので
「前衛」「プレッシャー」「時間」をうまく使って
プレーしてくださいね^^

では！

スリー

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---------------まとめ----------------

私は高校生の頃まで雁行陣で
ダブルスを行っていました。

でも
大学生になってある程度ボレーが打てるように
なってからは、バンバン前に出て平行陣を
徹底しました。

最初の頃はミスばかりでしたが
平行陣を続けていくことによって、
段々使えるようになっていったのを
今でも覚えています。

ボレーはよく先輩から「ミスして覚えろ」と
言われましたが、まさにその通りでした。

ボレーのような自分の体重をぶつけていくショットは
受身になってしまうと、ボールが飛んでくれません。

ストロークはボールとの距離が大切なので
待つことも必要ですが、ボレーは自分から触りに
行かなければ、いいショットが打てないのです。

だから
ミスしてもいいので、ボールを落とさないで
積極的に触りに行きましょう。

これが最大のコツです。

ネットより高い打点で打てば
相手コートに入る確率はグッと高まります。

反対に
ネットより低い打点で打たされると
ミスする可能性が高まってしまうので
その点は注意してください。

それらを踏まえると、
平行陣になるためにサービスやアプローチを
打ちますが、できるだけ相手ボールが浮いてしまう
ショットを打つことが重要になってきます。

そのためにも相手が苦手としている箇所に
サービスやアプローチを打ってください。

そして
甘くなった相手からの返球を質の高いファーストボレーで
攻めることができれば、平行陣は成功です。

この過程を成立させるための練習を続ければ
かなり建設的なダブルスが実現できます。

この全体像をイメージした上で
今自分にとってどの練習が必要なのかを
見定めることから始めてくださいね^^

 

では！

 

スリー